これまでこのブログでは、「10年勤めた会社員」を辞めたと表現していて、公務員を辞めたということをハッキリと書いていませんでした。
その理由は後述しますが、「公務員を辞める」というのは、私にとっては結構な勇気でした。努力して得た既得権益を失うみたいなことですから(笑)。
しかも、10年間勤めちゃったもんだから、公務員としての特殊なスキルのみが身についただけで30歳を過ぎてしまったんです。
そんな状態でよく辞めたねって感じですが、私が公務員を辞めた理由は「つまらない人生になると思ったから」です。
今日はそんな話(暴露話?)をしていきたいと思います。
実は10年間公務員として働いていました
このブログでは身バレなどを防ぐためにも「大企業」「正社員」という言葉を使ってきましたが、実は10年間「公務員」をやっていました。
その公務員を辞めてもう3年半以上経つので、もう隠さなくてもいいかな、ってか身バレしても別にいいやって思って暴露しています(笑)。
ただ、身バレが心配だっただけでなく「公務員」というと、どうしても周囲から色々言われてしまうのではないかと嫌で、書きたくなかったという気持ちもありました。
「公務員って超ホワイトなんでしょ?」「いいわね~公務員って楽で」とよく言われるし、私がうつ病になった話をしても「公務員でうつ病って・・・(笑)」と言われることがあったからです。
正直、そういう声にはうんざりしていて、「いや、いいわねって思うなら、お前も勉強して倍率の高い面接受けて公務員になればよかったじゃん、負犬は黙っとけ」とまでは思っていませんが(笑)、近いことを思っていました。
そんな悪態をついてしまうぐらい、そう言われるのが嫌だったんですね。ただ、フリーランスになった今ならそう思う人の気持ちも理解できますが(笑)。
ま、それは置いておいて、公務員のような安定した職をどうして辞めたのか?その1番の理由について話してみたいと思います。
公務員を辞めた1番の理由:つまらない人生になると思ったから
公務員を辞めた理由は色々ありますが、1番の理由は、公務員精神が私生活にも及んでしまうことを危惧したから。
公務員の仕事というのは、基本的に新しい何かを生み出すものではありません。
当たり前ですが、税金をいただいて仕事をしているので、法律や規則に従って決められた枠の中でのみしか仕事ができないのです。
そして、ハッキリ言ってどんなに自分の仕事を拡張して頑張ったとしても、給与や昇給にはさほど関係してこないので、「頑張るだけ損」みたいなところもあります。
挑戦する人間よりも、前例に囚われ失敗しない人間が評価されるのも公務員の特徴のひとつ。
なので、公務員として働く年数が長くなれば長くなるほど、自分自身が「挑戦せずに安全なことしかしない」人間になっていっている気がしました。
うまく説明できているか分かりませんが、仕事で培ったマインドを私生活でも切り離せずにいたために、人生全体が停滞しているような感覚に陥ってしまっていたのです。
このままだと、挑戦も失敗もせず、自分で人生を切り開いていく感覚もなく「私の人生がつまらないものになってしまう」と考えたのが、公務員を辞めた1番の理由です。
(ただ、あくまでこれは私の感覚の話です。公務員でも生き生きと働いていた人はもちろんいましたよ)
▼その他の理由はこちらでも書いています▼
かなりレアなキャラだと自負しております
公務員を辞めた同僚はいなかったのかというと、少ないですがいないことはなかったです。
ただ、私は国家公務員だったのですが、辞めた後に市役所や東京都の職員になったり、と同じ公務員の職を得た人がほとんどでした。勤めている官庁に関連した民間に転職する人もいましたが、かなり少ないです。
私は、公務員を辞めた後、一応フリーランスをしているという意味では、結構レアなキャラかもしれません(笑)。
▼現在はWebライターとして一応自立できるくらいには稼いでおります▼
公務員を辞めたデメリットはあった?
公務員を辞めたメリットはたくさんあったのですが、デメリットは今の所あまりないですね。
▼10年勤めた「会社員」を辞めてよかったことの記事(今度、「公務員」に特化して記事書こうかな)▼
辞めてから3年以上経過したので、色々デメリットにも気がつきそうなものですが、まぁあえていうのであれば、やっぱり既得権益を失ったことですね(笑)。
「私、公務員です」と言えば、世の中あらゆる場面でお得ですよね。
例えば、クレジットカード作るとか、不動産を購入するとか、あとは人に仕事を聞かれたときに公務員って言うとそれだけで信頼性が上がるし、時には褒められるし(笑)。
人からの評価に重きを置いていた昔の私にとっては、公務員のステータスは気持ちがいいものでした。
ただ、自分の心の充実や幸せに重きを置いている今は、公務員のステータスに魅力がなくなってしまいましたね。
正直、公務員だった時って、悪い意味で「自分は特別な人間のひとりである」って思っていました(急な暴露)。
私の時の公務員試験って確か1次の試験ですでに10倍とかで、面接でも数百人とか受けていてその中の数人として選ばれたといったプライドがあったんですよ。
でも、フリーランスになった裸一貫(古い言い方(笑))の私は、別に特別な人間でもないということをつくづく実感させられています。
なんなら色々なことの成果が出るのが遅いから、人より不器用くらいな人間なんですよ。公務員になれたのは単なるラッキーと分かりました。
ただ、別に自分は特別ではないと気がついたことが、別に嫌でないどころか、心地よく、「今の自分の方が好きだな」とすら思っています。
「自分は特別な人間のひとり」とプライドを高く持っても、いい結果を生むことはあまりないのでね。
まとめ
10年勤めた公務員を辞めた理由について紹介しました。
今年は、まぁどんどん自分のことをブログで開示するようになりましたね。体外受精のこととか、キラキラ起業に足突っ込んだ話とか(笑)。
自分の隠したかった部分をさらけ出すと、少しずつ楽になっていく気がするので、今後も例えば結構ダークな部分とか(?)どんどん表現していきたいと思います!