旦那さんと「やっぱり世の中筋肉だよね!」と話している・筋肉大好きKUMAKOです。
さて、今日は私が10年以上勤めた会社を辞めるに至った経験をお話ししてみたいと思います。
辞めるまで時間かかったし、まぁ色々な葛藤に苦しめられていましたよね。
「会社を辞めるか迷っている」「会社を辞めたいけど勇気が出ない」という人の参考に・・・なるのかは分かりませんが(笑)、なれば嬉しいです。
会社を辞めるまで
私は、10年以上勤めた会社を2016年9月に退職しました。
正直な話、ずっと辞めたい気持ちはあったのですが、
「辞めたら収入がなくなる」とか
「辞めたあとにやりたいこともないし」と、中々決断できずにいました。
勤務が2、3年ならまだしも、勤務が長くなればなるほど決断も難しくなっていきますよね。
会社の人たちに情も生まれてくるし、年を取って「この先何ができるんだ?」って弱気になったりもする。
やっぱり1番の不安は収入面でした。
会社勤めでは毎月安定した収入を得ることができるし、ボーナスまでもらえます。
職業も社会的に認められたものだったので、それらのステータスを手放す勇気が中々ありませんでした。
そして忙しさにかまけ、月日は刻々と過ぎ去って、気が付くと10年も会社勤めを続けていたのです。
そんな私が、仕事を辞めるという大きな決断をした理由はなんだったのか?
心療内科通いを辞めたかった
好きなことを仕事にしたいというポジティブな理由もありましたが、
何より、
心と体が限界だったというネガティブなものが、仕事を辞めた最たる理由でした。
私は一度、入社から5年目くらいの時に、仕事の忙しさからうつ病と診断されて心も体もボロボロになった時期がありました。
仕事が厳しく忙しい部署に配属され、終電近くまで働く生活を1年続けた後に急にプツンと何かが切れたんですよね。
(あ、ちなみにパワハラの権化みたいな上司も在籍しておりましたね。)
さらに、うつ病とは別に婦人科系の病気で2度手術もしています。
うつ病と婦人科系の病気は関係ないのかもしれませんが、私としてはどちらもストレスが原因だったと思っています。
そんな感じで心も体もボロボロの社会人生活ではありましたが(笑)、
モヤモヤとしながらも仕事を辞めることができず、社会人10年目を迎えてしまいました。
社会人10年目の時には「心機一転頑張ろう」という気持ちを持ったものの、
やっぱりうまく働けず、再び心のバランスが取れなくなってしまったのです。
同期の女子たちは育休などに入っていたので、
自分が忙しいポストに入らないとってことは分かっていました。
仕方ないと割り切ろうとしたけれど、これ以上自分の感情を抑えるのにも限界があったのでしょう。
明らかに心と体が壊れそうで、ふたたび心療内科の門を叩きました。
入社5年目にうつ病と診断された時と、また同じことを繰り返している・・・。
どうしてだろう・・・?
頭の中はグルグルと混乱していました。
精神安定剤を処方されて、毎日飲みながら仕事のストレスと戦っていましたが、
もうその時には「これ以上頑張ったりこれ以上我慢したら、自分がどうにかなっちゃいそう」という状況でした。
仕事を定時に上がっても家に着くとぐったりして何もできなかったし、
エネルギーがどんどん奪われていくのを感じていたのです。
「あぁ、私はこのまま心療内科通いをしながら、ストレスに縛られ生きて行くのかな・・・」と思いながら泣いていた時に、
ふと「もう仕事辞めちゃおうかな」と思ったのです。
好きなことを仕事にすると強い思いがあった
体が限界だったとは別の理由で、私には好きなことを仕事にするという強い気持ちがありました。
仕事で忙しい中でもセミナーに行ったりアロマの勉強をしたり、
仕事以外に精力的に活動してやりたいことを見つけようと努力していました。
(まったく実らなかったけど)
仕事を辞めたら、好きなことをやる!という気持ちに支えられていたところがありました。
周りの人からは散々否定されてきましたが・・・。
確かに30も過ぎていて結婚もしていたので、
常識的な人から「こいつ何言ってるの?」と思われてしまうのは世の常ですよね。
しかも、私は、会社を辞める時に仕事にしたい好きなことを具体的に描けなかったんです。
我慢の人生を歩み過ぎて、辞めた後に自分が何をやりたいのか、
本当は何が好きなのか、などの肝心な事が分からなくなってたんですよね〜。
それでも、(具体的なことは分からないけど、とにかく)
好きなことを仕事にという気持ちだけは、
誰にボロクソに否定されても譲れなかったんですよね。
仕事はずっと続けたいと思っていた
心も体おボロボロになっても仕事を続けていたところからも何となく分かると思いますが、
私は、仕事が好きです。
会社員時代は仕事内容が合わずつらかったのですが、
仕事をしている時間は好きだから、
できるだけ長く何かしらの仕事を続けられたらいいなって思っていました。
もちろん、好きな仕事を長く続けたいと思っていたので、
当時の会社の再雇用制度などを利用する気はありませんでした。
じゃあ定年後に好きなことを始めて、仕事にしていく?
私の会社の人で、そんな人はいませんでした・・・。
定年後にそんな体力やチャレンジ精神があるのか疑問だし、
生きているかも分からないですよね。
だったら、なるべく年齢が若いうちにずっと続けたいと思える仕事を見つけて、
コツコツ実績を積み上げて行くべきなのでは?と思ったんです。
これもまぁ、周囲の人の誰にも理解されませんでしたけど(笑)
だって、私たち周辺の常識としては「定年後に好きなことをやる」だったのですから。
- 定年までは毎日我慢して、なんとか仕事をこなす。
- 退職金をたんまりもらって、定年後に楽しい生活をする。
これが常識。
ただ、私がその常識を受け入れられなかっただけなのです。
私の考えていることはほとんど会社の人には理解されませんでした。
周囲の人との考え方のズレも、会社が辛かった原因の一つだったかもしれませんね。
前の会社を辞めるのがもったいない気がして辞めるまで時間がかかった。
でも、これからの時代のことを考えると「その会社でしか通用しない能力しか身に付かず、新しいことに挑戦しない人に囲まれた」前の職場に居続けることはリスクしかないと今なら思える。
会社から出た今ならね・・。— くまこ@ライター・動物写真 (@kumakumako0901) 2018年10月26日
ひとつも後悔していない
会社を辞めてから1年以上経過しましたが、自分でもびっくりするくらい後悔していません。
実は、辞める前は辞めた後に少しくらいは後悔するだろうと思っていました。
10年以上も働いていて愛着もあったし、一生働くつもりで入った会社でもありましたから。
でもまったく後悔していないし、しばらくゆっくりして心と体を休めていたら
今後仕事としてやっていきたいことも見つかった。
今は、辞める時に望んでいた「自分が一生やりたいと思う仕事を見つけて、コツコツ実績を積み上げていく」
段階に入っています。
会社勤めしていた時は、どんなに探しても好きなこともやりたいことも分からなかったのに。
きっとやりたいことは自分の中にあって、
自分自身とゆっくり向き合う時間が必要だったのかもしれませんね。
ずーっと仕事を辞めたいと悩み続けてきたけど、今はこの決断をしてよかったなと思います。
自分の気持ちに従って
結局は、自分の人生は自分で決めて自分で責任を取っていくしかありません。
仕事を辞めるという大きな決断も、周囲の人からしたら所詮他人ごとなのです。
今、仕事を辞めたいと心から思っているのであれば、あなたにとっては仕事を辞めることが正解なのではないでしょうか?
もちろん、私はあなたが仕事を辞めて後悔しても、何の責任も取りませんが(笑)
自分の人生の主役は自分で、周囲の脇役たちは色々言ってくるかもしれませんが、
その言葉に耳を貸すかどうかも自分次第だと思います。
少なくとも、私は仕事を辞めて本当によかったと思っています。
辞めていなかったら今頃はどうなっていたかということは、想像するのも恐ろしくて嫌なくらいです。
まとめ
私が10年勤めた会社を辞めた理由を書いてみました。
長年勤めた会社を辞めようと思った理由は人それぞれだと思います。
仕事を辞めることが正解か不正解かは辞めてみないと分からないし、もっと言えば死ぬまで分かりません。
ただ、仕事を辞めてみて分かったことが、「仕事を辞めることは大したことではない」ということ。
私が辞めても会社も社会も周るし、人生も変わらず淡々と続いていきます。
そんなに大げさに考える必要もなかったのかな、と辞めた今は思います(笑)
仕事を辞めてから1年経って感じたメリット・デメリットをまとめた記事もよろしければ。
仕事を辞めてからの2年間を振り返った記事も面白いぞ!