さて、なんとなくブログに書く気になれなかったのですが、1月末から本格的に不妊治療(体外受精)をしています。
これまでもまったく自然妊娠しなかったのですが、「体外受精までして子供が欲しいのか?」と自分に問いてみると答えが見つからず、どうも治療に踏み切れませんでした。
今思えば、自分の子供を育てたことがないのに答えなんて簡単に出るはずがありませんよね。実際に自分の子供を育ててみるまでは、全ては「想像」でしかないわけなので。
そんなわけで、「ペットとの暮らしでもいいかな~」と感じていた私が体外受精に挑戦することを決めた理由と、治療の内容、現在の経過なんかをブログ記事にしてみました!
体外受精に挑むメンタル的なものも書いています。
体外受精とはなんぞや?
妊娠を望む夫婦が通常の夫婦生活をすれば、1年で9割が、2年で10割が妊娠すると言われています。
いや、10割て。私、入る隙間ないやん。
っていうツッコミはおいといて。
世の中の大多数の人には、不妊治療、特に体外受精というのは縁のないことだと思うので、簡単に解説したいと思います。
体外受精の流れとしては、下記の通り。
- 卵巣を薬や自己注射で刺激
- 採卵する(卵を手術みたいな形で取る)
- 培養士さんによって体外で精子と受精させる
- 受精させた卵を子宮に戻す(移植)
基本的には採卵から受精までを「採卵周期」、卵を子宮に戻すまでを「移植周期」と呼びます。
私は「採卵周期」までは終了したのですが、移植周期に入る前にコロナ騒動が起こったために、現在治療をお休みしています。
体外受精をやろうと思ったきっかけ
30代前半の頃は、周囲が子供を産んでいる姿を見て、世間に合わせないといけないという気持ちが強く湧いてきて、子供がどうしても欲しい!と思っていました。
人って不思議なもので、「人が持っていて自分は持っていないもの」に激しく執着するものなんですよね。
ただ、最近は地球の次元上昇の影響もあり(爆)、執着する気持ちもあまりなくなってしまいました。
今でも十分幸せだし、結局人生は自分に集中して一瞬一瞬を懸命に生きて死んでいくだけなので、ひとつのことに執着しているのももったいないかなって。
また、幸いにも私の周りの人たちは、子供がいないことに関して何にも言ってこないので嫌な気持ちになることもほとんどありません。
今後は女性の三分の一くらいが子供を産まない時代も来るそうなので、マイノリティーでもなくなるでしょう。(普通の結婚をすることすら珍しくなると思う。)
そんなこんなで、私は正直、「体外受精やる必要ないかな~?」と考えていたのですが、旦那さんの方は「KUMAKOのアホな子供見てみたいな~(笑)」と体外受精やってみてもいいんじゃない?という感じでした。
(オーイ)
最終的には、旦那さんの「今の時代には手段がせっかくあるんだからさ。ワンチャンやってみるのもいいかもよ!」との言葉に、
ワンチャン
くらいの気持ちでいてくれるならやってもいいか、と体外受精への前向きな気持ちが出てきました。
体外受精セミナーに行くも、まだ悩んでいた
とはいえ、病院が開催している「体外受精説明会」を旦那さんが予約してくれた後もまだ悩んでいました。(体外受精に入る前に、必ず出席しなくてはいけないやつ。)
完全に自己防衛本能とも言うべきものなのですが、「期待してダメで落ち込みたくない」と考えていたんですよね。
体外受精なんてしたら、どうしても期待してしまうだろうな、と。そして、またダメで落ち込むのもうイヤって。
体外受精の妊娠率も言うても3割くらい。「体外受精してもダメでした」の世界を見る羽目になるかもしれないわけで、普通に怖いと思いました。
ただ、ここから急にスピリチュアルな話に突入するのですが(笑)、
私は迷っていることがある時、ゴーサイン(進んで正しいの)であれば「1」と「4」の数字を見せてくださいと宇宙に言っています。
怪しい話ではあるのですが、私にとって迷ったときのひとつの指標として考えていて、今まで「1」と「4」の数字が、いい人生に導いてくれたので信頼しているのです。
で、体外受精説明会に行く前に、やたら「1」と「4」の数字を見たって話です。電車の電光掲示板の「11:44」とか、本当にたくさん。
何を持って宇宙が体外受精へゴーサインを出しているかは、今の私は全くわかりません。(妊娠のためかもしれないし、経験が今後生きるからかもしれない)
ただ、そんなこともあり、説明会に参加した後には、「やってみるか・・・」と体外受精に向かう気持ちがやっと固まったわけです。
現在の進捗~採卵周期は終了~
現在のところ採卵して受精までさせて、胚盤胞という5日目まで培養したものが1つ、分割胚という3日目まで培養したものが2つ凍結されています。
この後、薬など飲みながら卵巣を整え、移植していく「移植周期」に突入する予定です。(コロナが落ち着いたら。移植しないと妊娠しないからね。)
体外受精の大変なところ、
- 採卵までお腹に毎日自己注射
- 全身麻酔で採卵、採卵後卵巣がパンパンに腫れる
- 卵がたくさん取れるかは個人差がある
- 卵がちゃんと受精するかも個人差がある
などは、また別の記事にまとめていきたいと思います(たぶん)。採卵から移植まで自己負担で50万円はかかるよねっていう費用の話もどこかの記事で。(たぶん)
体外受精中のメンタルはどうか?
私のメンタルなのですが、ありがたいことにずっと楽しく生きていて(笑)、変なダンスを踊ったりして毎日旦那さんを笑わせています。
全身麻酔をして採卵が終わった後のベットでも「どうして私だけこんな目に・・・」よりも「いや~こんな経験なかなかできないから貴重よね~」くらいに思っていました。
(点滴のために太い注射を腕に刺され、終わった後は腹部などの痛みもあるので、普通はあんまり楽しいもんじゃないと思います。)
不妊歴も5年を過ぎて、その間たくさん悩んで、たくさん受け入れてきたから、随分気持ちとしては楽です。
確かに世の中の大多数の人は妊娠を望めば普通に妊娠するので、ネガティブな面を見れば、「どうして私だけ」と考えることも可能です。
でも、それは狭い部分しか見ていなくて、私は確かに持っていないものもあるけど(妊娠しやすさとか長い足とか(笑))、ちゃんと与えられているものもある。
他の人が持っていないもの、例えば、お金に困らない体質とか、旦那さんとずっとラブラブとか、頭の良さとか、面白さとか、可愛さとか←調子に乗りすぎ
色々なものを持っていることに気がつければ、ひとつ持っていないからって、そこまでネガティブになることはないのかなぁと思います。
まとめ
今日は、実は体外受精にチャレンジしていましたが、タイミングよく(笑)延期になっていますということを記事にしてみました。
本当は妊娠してから書こうかな、と思っていました。ほんの少しですが、不妊であることって欠点を晒すようで少し恥ずかしいという気持ちがあったからです。
ただ、今年の目標に「コンプレックスをさらけ出す」をあげていたこともあり、記事にしてみました。とりあえず、今年の目標ひとつたっせい~!
また不妊治療について、進捗状況など含めて色々書いていけたらな、と思います。(たぶん)