「自分にも他人にも期待しない」
一見、寂しい考え方のようにも思えますが、実は、心が軽やかになりイライラが減る素晴らしい考え方なので、特に、心が安定しない人にはぜひ採用してもらいたいです。
「自分に期待しない」とは、自分を見捨てるみたいな意味ではなく、「自分の結果に期待しない」「自分の結果をおおらかに受け止める」という意味です。
「私ってダメなやつだから」と卑下して生きるというわけではありません。
実際に、私は「自分に期待しない」を採用してから、軽い気持ちで挑戦できるようになったので、逆に結果がついてくるようになりました。
さらに、「他人に期待しない」考え方も採用することで、人間関係が良好になって、イライラすることが大幅に減りました。
このように、「自分にも他人にも期待しない」は人生が楽になる考え方なのです。
ということで、今日は、「自分にも他人にも期待しない」という考え方について、具体例などをあげながら紹介していきたいと思います!
目次
自分に期待しない生き方とは?
まず、自分に期待しないと明確に切り離してもらいたいのが、自己肯定感なんですよね。
「自分に期待をしない」は、「私なんてどうせ何もできないし」といったネガティブな考え方とは全く異なります。
むしろ、自分が失敗しても見下されても「自分は最高」という自己肯定感を持っていることが前提です。
その上で、「自分に期待しない」は、具体的に言うと、自分が行動したことの結果に期待しないという意味だと説明できます。
自分に期待する弊害
例えば、会社のプレゼンなどで「自分は完璧にできるはずだ」と期待してしまうと、自分で自分にプレッシャーをかけて、ガチガチに緊張してしまいませんか?
一方で、「まぁ、自分も人間だし、最後までしゃべれたら100点にしておこう」と結果には期待しないでおくと、リラックスして逆に良い結果がでたりします。
自分にあまりにも期待をしていると、何か失敗した時にズドーンと落ち込んでしまうし、何か挑戦しようとしても失敗がよぎって体が動かなくなってしまいませんか?
自分に期待しないでおくと、失敗しても「ま、そんなもんか」と前を向けるし、失敗を恐れずにフットワーク軽く人生の挑戦ができます。
明石家さんまさんすら自分に期待していない!?
「自分に期待しない」からと言って、「努力しない」というわけでも「成功しない」というわけでもありません。
「自分に期待しない」人のロールモデルとして分かりやすいのが明石家さんまさんです。
以前、テレビ番組で、「明石家さんまさんはなぜ落ち込まないのか?」という問いに、
「自分に期待してない。何か失敗してもそんなもんだと思っている」
と答えていたことがありました。
あんなに成功している人でも、自分に期待していないんだ!と目から鱗が落ちたんですよね。
やっぱり「自分に期待しない」は寂しい考え方ではなく、もっと言い方を変えると、自分の結果をおおらかな気持ちで受け止めてあげるってことに近いのかな、と。
私も時々このサイトのアクセス数が増えないとか、ユーチューブの再生回数が増えないとか、ちょっと気にすることもありますw
でも、自分に期待せず、「ま、いっか!どちらも続けられたら1000点」くらいの気持ちでおおらかに受け止めているので、「誰も見てくれない、もう辞めてやる!」とは思わずに続けられているのだと思います。
時々は、思うけどね(笑)
・何事も大げさに捉えずリラックスして挑める
・物事を継続できるようになる
・失敗しても大きく落ち込まなくなる
他人に期待しない生き方とは?
さて、「他人に期待しない」というのがどういうことかも解説していきます。
「自分に期待しない」の柔らかい意味とは異なり、「他人に期待しない」は、普通にクールな考え方です(笑)。
私は以前、他人への期待が大きく膨らみ、自分の思い通りにならないとイライラしていました。
彼氏(今の旦那)に対しては、「女心分かってよ!」くらいに思っていたし、仕事でも自分の意図した通りに人が動いてくれないとフラストレーションがたまっていました。
でも、そんな生き方疲れちゃいますよね。人には人のやり方やペース、個性がある訳で、自分の期待を満たすために生きている訳ではないんです。
他人に勝手に期待して、思い通りにならないからと言って、イライラするのは本来おかしな話なんです。
他人に期待しないと心が安定する
例えば、旅行先などで分からないことがあったら、私は人にどんどん聞いてしまうのですが、相手が親切に答えてくれることを期待していません。
イライラ対応されたら「あ、イライラしているのね」って思うだけ。ぞんざいに扱われても何も思わないでしょう。(日本人ってみんな親切だからそんなこと一度もないけど)
他にも、人が自分の機嫌を取るようなことは期待しておらず、自分の機嫌は自分で取るものだと思っています。
例えば、いつも親切に対応してくれるショップの店員さんが忙しそうで、全然対応してくれなくても「あらまぁ、忙しくて大変ね」としか思いません(笑)
友達が待ち合わせに時間通りに来なくても、一人でどっかショッピングでもお茶でもして楽しむだけの話。
こんな感じで、他人に期待をしないと、イライラしたり憂鬱な気持ちになったりすることが激減します。
他人に期待しないを徹底しているからか、私は、最近人にイライラしたり怒ったりしたことを全く思い出せません。
それどころか、ちょっと何かをしてくれるだけでも、感謝の気持ちが溢れてきて、ありがたいなぁと思います。
他人が空気を読むことも期待しない
日本人って空気を読むを美徳にしている人種ですよね。私の時代は少なくとも「空気読めねぇな」で蔑まれることが普通でした。
でも、この「空気読めよ」という他人への期待が、人間関係をややこしくしているとしか思えないんですよね。
空気を読むって色々な意味があるけど、「私が何をしたいか察して」「私の今の気持ちを察して」みたいな意味合いもあると思うんですよ。
何で、あんたの心情をこっちが察しなくちゃいけないんだって話ですよね。何か思うことがあれば言葉にしてくれ、と。
私は、他人が空気を読んだり、自分の言いたいことを察してくれたりすることを期待していないので、何かあればハッキリ言葉で伝えます。
例えば、旦那さんが空気を読んで家事をしてくれることを期待していないので(笑)、お願いしたいときは「〜して」とちゃんと言葉で伝えています。
そう、お互いに空気を読むことを期待してないで、言葉で思ったことを伝え合えば意味不明な争いやイライラって結構減るんですよね。
・イライラすることが減る
・ちょっとした親切に感謝できる
・人とのコミュニケーションがスムーズになる
まとめ
「自分にも他人にも期待しない生き方をすると、楽に生きられるようになりますよ」という話でした。
「自分に期待しない」は寂しい考え方ではないです。個人的にはこの考え方を採用したことで、挑戦の回数が増え、結果を冷静に分析できるようになりました。
また、以前の私は、人に何かを勝手に期待して、勝手にイライラしていました。
でも、今は色々な人がいて、期待通りに動かないのもまた面白いと器が広くなったし、人生をより楽しめていると感じています。
人間関係に消耗してしまう人は、「課題の分離」の考え方もおすすめ
人間関係の断捨離推奨派です。(笑)