【女に生まれたくなかった!?】女に生まれてモヤったことを思い返してみる




KUMAKO
最近『女に生まれてモヤってる!』を読んでみたので、私も女に生まれてモヤっとしたことを思い返してみたよ!
ハシビロコウ先輩
ワイは性別を超越した存在。だからジェンダーとかよく分からんけど
いつかの森歩き(撮影:KUMAKO)

さて、「女に生まれてモヤってる!」を読んでみました。

TVでも活躍している中野信子さんと作家のジェーンスーさんの対談形式で書かれた本。

2人とも10歳くらい年上なので、私が生きてきた時代よりも女であることでモヤモヤしてきた世代かと。軽快なトークが面白いので、ぜひ読んでみてくださいね。

今日は、内容の紹介ではなくて、私が女として生きてきてモヤモヤした出来事を思い返してみたいと思いました。なんとなく、心の整理のために、、?

ハシビロコウ先輩
それでは、レッツゴー!

女としてモヤついた経験

親戚の家で一人だけ家事を手伝わされたこと

いや、これ、かなり覚えているんですけど、親戚の家に行った時に「どうしてKUMAKOちゃんは家事をお手伝いしないの?」って言われてモヤっとしました。

小学生の時かな?

「親戚の家の男3兄弟はこたつで寝転んでいて何も言われないのに、どうして私だけ家事をお手伝いしないといけないの?」とめっちゃ疑問でした。

最初にジェンダーを悪い意味で意識した時だったと記憶しております。

でも、ある意味、そこで疑問を持てるというのは、家庭で明確なジェンダー差別がなかったという証でもありますよね

我が家の母は「家事ってやりすぎると結婚してからやりたくなくなるのよ」と私に家事を一切やらせませんでした。

また、弟に対しても、自閉症という障害を持っていたことも関係しているかもしれませんが、「長男として女とは明確に差別して育てる」という態度ではありませんでしたから(父は母に対してはモラハラでしたが、私には女性として結婚などを押し付けてはきませんでした。モラハラと男尊女卑は微妙に違うのか?)。

時々、兄弟がいる女性が、特に母親が、お兄ちゃんや弟と自分で全く態度を変える、自分だけ家事を手伝わせる、女として男の下にいることを強調するような人で、すごく辛かったという話を聞きます。

下記のワタナベポンさんのエッセイとか典型的だと思うのですが(というか、虐待な気もしますが)、そんな家庭で育ったら、そもそもジェンダーへの疑問すら持たない、持てなかったかもしれません。

ストーカーにあう

高校生くらいの時ですかね。友達と図書館に自転車で行った時、若いお兄さんが私を気に入ったみたいで、家に電話してきたことがありました。

盗難された時のために、自転車に電話番号を書いていたんですよね(当時は家電です。その勇気を他のところに使えと思う)。

いや~気持ち悪かった

というか気持ち悪いだけじゃないんですよね。男女というのは、生まれた時からすでに身体の強弱は決まっているわけじゃないですか?

なので、男性からストーカーに合うというのは、普通に命の危険を感じるものなんです。当時、そういう事件も多くありましたし。

社会人になってからも気持ち悪い男性に気に入られる事件はちょこちょこありましたね。そういう時は、女でいることの不自由さを感じました。

結婚、妊娠、出産しないと一人前じゃない?

流石にこれは、上の世代の人たちがいなくなれば(おっといけね!)なくなってくる概念だとは思いますが、私が妊娠にこだわっていたのも「女=家庭が幸せ」みたいな方程式があったからかも。

つらい妊活中、不妊治療中、何度も何度も思いました。

「もう生殖の義務から解放されたい」って。

私は子供産んでませんが、もう解放されたと思っています(笑)つらい不妊治療までやって、流産も経験したので、誰にも何も言わせませんよ。

言ったら上から隕石が落ちてくる設定になってますので、気をつけてね。

ハシビロコウ先輩
隕石コントロールできるの?

一方で、男性っていつでも子供持とうと思えば持てるじゃないですか?

よくYouTubeとかで45歳くらいの人が婚活してて、「家族ができるかもしれないから、、、」とか言ってるのを聞くと、男性っていいなぁって思います。

女性が45歳だったとしたら、普通は子どもは諦めなくちゃいけないわけで。でも、男性は50歳でも60歳でも相手の女性が若ければ子ども持てるかもしれないじゃないですか。自分の年齢も顧みず、、(50歳で子ども持ったら、子供が20歳の時70歳やん)

子供にこだわっていた時は、それが羨ましくて、「男に生まれてきたかった」と思ってましたわ。今は、あんまり羨ましいと思いませんが。

脳科学者の中野さんも本で、どんな優秀な女性の研究者でも男性から「それで、優秀なのは分かったけど子供産んでるの?」と言われちゃう、男なら「それで、彼は家庭もうまくいってるのかな?」なんて言われないのにって書いていましたね。

あと、結婚ね。女性の独身は少しずつ増えてはいるけど、まだ少数派。結婚していないと、色々言われるのもうっとうしいですよね。

私は結婚してますが、同じ女性として、時々婚活女性が色々言われているのを聞くと正直モヤモヤします。

最近も、「婚活女性の理想?」がどうのこうので、理想が高すぎるとか色々言われてましたけど、ほっとけよって思いますね。どんな理想を追い求めようと本人の勝手でしょ、と。

なんでみんなそんなに婚活女性を叩きたいんでしょうか?自分が幸せじゃないの?結婚して家庭持っているけど、幸せじゃないから自分より下もいるって安心したいの?何がしたいの?

って思っちゃいますね。

婚活女性の理想が高くて「だから結婚できない」としても、その結果を引き受けるのは本人なのに、なんで外野が色々言いたがるのか不思議です。

婚活男性は何も言われないのに(知らないだけか、ニュースが盛り上がらないだけかもしれませんが)

そう意味で、女性は独身ってだけで生きにくい感じはします。ま、でも、それもあと5年くらいかな~。

日本ではまだ恵まれている方、だからこそ

時々モヤモヤすることもあるし、「男性に生まれたかった」も1000回以上は思ってますが、おそらく他の女性と比べると恵まれている方だと思います。

あくまで相対的な話ですが。

脳科学者の中野さんは、勉強ができることに関して「女の子が勉強できても仕方ないわよね」といったニュアンスのことを事あるごとに言われたそうですが、私はそういう経験はありません。

勉強の出来のレベルが違ったというのもあるでしょうが、中学生でクラスで2番の成績を取った時(学年では250人中確か9番くらい)、3番の男の子が嬉しそうに「負けたぜ!」みたいなことを爽やかに言っていたのを思い出します(笑)

その時、はじめてその男の子に勝ったのですが、ライバルの誕生を嬉しそうに受け入れてくれました(その男の子はいい男になっているに違いない)

先生からも親からも「女の子なのに勉強できても仕方ない」と言われたことはないです。大学生の時も弁護士になるか国家公務員になるか迷っていましたが、「女の子なのに士業についても」なんて言われたこともないです。

国家公務員になってからも、男性と差別されたことは、いい意味でも悪い意味でもほぼないです。出世も同じスピード。

仕事で女だから蚊帳の外に置かれた経験はないです。普通に、色々な仕事をやらせてもらったり、上司も私のキャリアを真剣に考えてくれたりする人が多かった。

当時は、それが普通だと思ってましたが(いや、普通だと思いますけど)、日本という、先進国で最も男尊女卑が進んだ日本では恵まれていた方だったのかも。

会社によってはセクハラやら男女差別が横行していて、未だ男性の飲み物を女性が入れるとか、仕事の戦力として見てくれないとか、わけわからんところもあるようですから(本当にヤバイね)

だからこそ気がついたことがあります。

私がそりが合わないのは『男尊女卑』思考の人

これ書いていて気がついちゃったんですけど、昔からそりが合わないと感じるのは、分かりやすい『男尊女卑』思考の人でした。

大学の頃の同期や先輩、社会人になった時の同僚。片手で数える人しかいませんが、「女を人ではなく女として見ないと思考が整理できない人」との折り合いが悪かった。

なぜなら私が、彼ら(全員男(笑))に対して、一切下手に出ないから!

男性を男性だからと奉らない環境で生きてきて、多少のモヤモヤはあったものの、自分の実力を、「個」としての実力を認められてきたからこそ、男性を男性だからという理由だけで下に入るという発想がない私。

で、さらに『男尊女卑』思考の彼らの話の中心って「女の顔・スタイル・若さ」みたいな話ばっかりで、シンプルにつまらない。(これ私だけ?気のせい?みんなそうだったんですけど)

で、つまらないから、あまり近づかないようにしたり無視したりすると、「お前、女のクセに俺様にそんな態度取るなよ」みたいな話になって余計に関係がこじれる

あ~こういうことだったのかぁ、、、、すごい、、、書きながらすごい納得しました(笑)

まとめ

もっと色々書きたいですが、長くなったので、今日はこの辺で(笑)

私が今もノビノビと生きていられるのは、やはり旦那さんがニュートラルな感覚を持っているからですね。

時々「妻が夫より活躍したり稼いだりすると夫が嫉妬して、夫婦関係が悪くなります!」ということを聞きますが、うちの旦那さんは「KUMAKOと一緒にいると何かすごいことをするんじゃないかとワクワクするんだ~」とか夢見心地で言っています。

売れないミュージシャンを支える彼女かよって感じです。本当、そういうニュートラルな人と結婚できたのはラッキーでした。モラハラでもないし。

というわけで、今日は『女に生まれてモヤッてる』を読んで思ったことを書いてみました。

それでは、また。


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ABOUTこの記事をかいた人

10年間の会社員生活で、うつ病や婦人科系の病気になり、満を持して退職。「好きなことを仕事にして稼ぐ」を模索中。 登山と動物が大好きで、北海道移住を夢見る。30代旦那さんと2人暮らし。