登りの最初の10分はいつも「もう登山辞めたい」って思うKUMAKOです。
夏山登山開幕!ということで新潟の平標山に行ってきました。
平標山は東京からも新幹線を使えば日帰りで行けて、GW(4月30日)にもかかわらず人も多くなくて好きな山なのです。
(昨年GWに筑波山に登った時は、ディズニーランドのアトラクション並みの行列が山道にできていたからね。)
登山を始めたばかりの数年前の暑い夏の日にも平標山には登っていて、登山の経験を積んできたから今回は余裕かなと思いきや、体力が落ちたのか以前にも増してキツかったです。
(泣)平標山の体験談いってみましょう!
目次
平標山へのアクセス
上野駅から越後湯沢まで約1時間新幹線に乗り、バスに乗り換えて約40分で登山口に到着します。
<新幹線>
上野駅(7時6分発)→【Maxとき】→越後湯沢駅(8時10分着)
<南越後観光バス>
越後湯沢駅(8時20分発)→平標登山口(9時着)
バスは、越後湯沢駅の東口1番に来る、南越後観光バスの苗場プリンスホテル経由西武クリスタルゆきに乗ります。
平標山登山口まではちょうど600円。もちろん電子マネーは使えないので小銭を用意しておきましょう。
バスが混んでいてびっくりしたのですが、この時期はスキー客がまだいるんですよね。
スキー客は途中の停留所でごそっと降りて、平標山登山口で降りたのは私達と他1組くらいでした。
平標山登山口の駐車場もまぁまぁガラガラだったんですよね、ゴールデンウィークなのに。え?平標山って人気ないの?
いざ平標山へ登りましょう!
バスの停留所で降りて走行してきた道を少し戻ると、平標山登山口にあるトイレが見えるので、こちらで準備を整えます。
数年前に来た時よりトイレが圧倒的にきれいになっていました。
上高地レベルのきれいさじゃないかな?と感動したのでチップをなるべく多く入れてきました。ありがたいですよね、トイレが綺麗って。
平標山までの地図もありました。ちなみに私たちは、松手山コースから登り平標山登頂、平元新道から帰ってきました。
平標山の隣の仙ノ倉山には行けませんでした体力的にも時間的にも・・・。体力のある人は往復約2時間で行けるのでぜひ行ってみてくださいね!
平標山登山口から鉄塔まで
平標山から鉄塔までは1時間以上ひたすら登っていきます。
ここで、オーバーペース気味になると後がツラいので、想定の2段階くらいスローペースで登ると後が楽になりますよ。
少し雪が残っていたけど、アイゼンを付けるほどではなかったです。ただ、雪解け水がちょろちょろ流れて来てぬかるんでいる個所もありましたね。
鉄塔から松手山まで
視界が開けて気持ちの良い稜線歩きに変わります。
楽しく歩けるのはいいのですが、とにかく日差しを遮るものがないので、夏場は日焼け対策をしていかないと大変なことになります。
数年前の平標山登山では、日焼け対策を怠った旦那さんの腕が火傷みたいになっていましたからね。(汗)
松手山から平標山まで
稜線歩きから、整備された階段を登っていきます。途中、雪の上をサクサク歩いていたら正規の道から外れていたので、気を付けてくださいね。(すぐに気が付く程度ですが。)
雪の上を歩くのは楽しいですよね。今年デビューした雪山登山を思い出しました。
「あれが平標山ね!」的な山が見えてきますが、あと2,3の山を越えてやっと平標山です。山あるあるですね。ぬか喜びを抑えてひたすら歩みを進めます。
平標山山頂にやっとこさ到着しました!いや、長かった・・・3時間くらいで到着するはずなのに、4時間近くかかったのは、なぜ?
到着が遅くてガスってきた山頂の景色を見ながら食べたおにぎりがおいしかったです・・・。
平標山は下りも地味にキツい
山頂でランチを食べた後は、「膝痛い、足の裏も痛い、早くへぎそば食べたい・・・ブツブツ」と愚痴を吐き出しながら帰路を進みます。
まだ雪がたっぷり残っていたので、慎重に歩いていきます。
雪の上を歩くのは楽しいのですが、下りの雪の上を歩くのは結構神経を使うのでしんどいんですよね。いきなり「ズボ!」と雪に足が埋まると蚤の心臓の私は「ひぇっ!」ってなります。
クレパスだらけのマッキンリー山を歩いた植村直己はこんな気持ちだったのか、と思いました。
途中、平標山ノ家という素敵な名前の山小屋がありますが、ここで水の補給ができますよ。
今回は、水の補給はしなかったですが数年前の夏はこの山小屋がなかったら、水がなくなってヤバいことになっていたと思います。ありがたや。
下りの道が終わると平地が続くのですが、ここがまた地味に長くて地味にツラい。
ラストの道を頑張って歩いて、朝立ち寄った登山口でトイレなどを済ませ、17時15分の帰りのバスを待ちました。
帰りのバスは17時15分より1本前の15時55分に乗れると、駅でゆっくり温泉入ったりご飯を食べたりできるのでおすすめです。
越後湯沢駅周辺のお店は7時くらいでだいたい閉まってしまうので・・・。
へぎそば、あなたに会いたかった
今回の旅はへぎそばに出会うための旅でした。越後湯沢駅のぽん酒館内の酒風呂なるお風呂でボロボロの体を癒してから、同じく駅構内のお店でへぎそばを頂きました!
以前食べた時も感動しましたが、今回も感動的なおいしさでした。
普段はそばよりうどん派の私も、へぎそばは別なんですよね~。通常のそばよりも細くてツルツル食べられるけど、こしがしっかりあるので大好きなのです。
天ぷらも絶品。あぁ頑張って登ってよかった・・・。
平標山おすすめです!
GWにもかかわらず人が少なめだった平標山ですが、もっと人気が出るべき山だと思います!
トイレもきれいだし、水分補給も出来るし、稜線歩きが楽しいし、越後湯沢駅で温泉とへぎそばが楽しめるんですよ!?最高じゃないですか!?←
ただ、個人的には夏山の最初に持ってくるとそこそこしんどい山行になるかと。私は登りながらずっと「半歩でも1mmでも前へ・・・ブツブツ」と言っていました。ツラかったです。
いくつか夏山に登って体が山に慣れてきたら、仙ノ倉山までの縦走を試みたいと思います。たぶん。
平標山もノミネートされている個人的に好きな山をまとめた記事もあわせてどうぞ