自分の心の中に鬼コーチを飼っていたKUMAKOです。
「心が疲れた」とため息をつきたくなる時ってありますよね。
心が疲れた人は、「もっと頑張らなくちゃ」「周りは疲れてないのにどうして私だけ」などと思い、自分をさらに追い込んでいませんか?
そんな自分に厳しい真面目なあなたは、心が疲れて当然です。肩の力を抜きましょう。
私は、以前自分の心にめちゃくちゃ厳しい自分がいて、少しでもできなかったりさぼったりすると、自分を責め立てていたことがあります。
自分に厳しいと、他人にも厳しくなるし、とにかく心が疲れてしまってメリットがあまりないというのが私の感想です。
「心が疲れた」という人は、自分の心にめちゃくちゃ厳しい自分ではなく、優しくて常に味方になってくれる自分を飼いましょう。
もうひとりの厳しい自分
真面目な人ほどそうだと思うのですが、自分の中にめちゃくちゃ厳しい自分が存在する人って多いと思います。
仕事で成果を残しても「お前はまだまだ!もっと成果を残すために努力しろ」と言ってきたり、
やろうと決めたことを続けられないと、「だからお前はダメなんだ!それじゃあ何も続けられないぞ!」と言ってきたりする。
身近にこんな人いたらマジぶん殴っていると思うんですが、なぜか自分の中にいることは許容している人が多い。
自分の中に厳しい自分がいると、自分に責め立てられるのが嫌で挑戦をしなくなったり、ストレスになったりしてしまいます。
「スタンフォードの自分を変える教室」にも下記の一文があります。
自己批判はつねにモチベーションの低下や自己コントロールの低下を招きます。また、自己批判はうつ病の最大の予兆であり・・・。
出典:スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル著
つまり、自分に厳しくしたところでやる気が起きるわけではなく、なんなら心が疲れてうつ病にもなりやすくなっちゃうってことです。
身近な味方を想像してみよう
誰でも自分を認めてくれたり味方になってくれたりする人が好きですよね?
何かを始めようとしたら「楽しそうだね!いいじゃんやってみなよ」と言ってくれたり、
失敗した時に「大丈夫。そういうこともあるよ」と言ってくれたりする。
身近に一人くらいは、自分の味方になってくれる人がいると思いますが、その人としゃべっていると元気を貰えたり、やる気が溢れてきたりしませんか?
一方で、自分に小言を言ってくる姑や上司には、何を言われてもやる気になんてならないですよね?(笑)
それなのに、自分の中には、自分に小言を言ってくる姑や上司のような人を飼っていたりする矛盾。
自分の中にも、会うだけでやる気を貰えるあの人みたいな人を住まわせるようにしましょう。
自分が自分の味方になる
私は、自分に厳しくして自分を責め立てたあげくにうつ病になってしまったことがあるので、自分に厳しくすることをやめました。
30歳を超えても自分に厳しくし続けてきましたが、「そういえばメリットあまりないな」と気が付いたので。
代わりに決めたことがあります。
何があっても自分だけは自分の味方でいること。
つまり、優しくて世界一私のことが好きで、いつでも味方になってくれる自分を自分の中に住まわせるんです。
「今日、家事すらちゃんとできなかった」と落ち込んでも、「大丈夫だよ、洗濯したじゃん。100点!」
「今日いっぱい行動したよ頑張った!」と自慢しても「マジで?すごいね!世界一の天才!」
みたいに言ってくれる自分。
私がどんなに失敗しても、世界中が自分の敵になっても、絶対に自分は自分の味方をすると決める。
失敗すると責め立て、成功しても油断するなと脅してきた自分を追い出し、どんな時でも味方の優しい自分を住まわせることにしました。
そうしたら、心が疲れることが少なくなったんです。
それどころか、自分に厳しい自分だった頃より、軽やかに行動ができるようになったし、物事を続けられるようになりました。
自分に厳しくしてもストレスが溜まって、行動や継続の重荷になっていたんですよね。
自分が自分の味方になると決めて実践したら、メリットしかなかった訳です。
自分に厳しくする必要なんてない
心が疲れてしまった人は、自分に厳しい人だと思います。
でも、自分に厳しくしてもメリットはないし、うつ病になってしまうかもしれないので、優しくていつでも味方してくれる自分を住まわせるようにしましょう。
今まで厳しい自分を心の中に住まわせていた人は、急に甘くするのも難しいと思うので、少しずつ。
私は、自分だけは自分の味方と決めて実践するようになって、心が疲れることが少なくなりましたよ。
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