【体験談】心療内科に初めて行った時は不安と緊張でいっぱいだった




精神の不調があれば、迷わず心療内科に行ってほしいと思うKUMAKOです。

初めて心療内科に行った体験談

撮影:KUMAKO

会社員時代に、心療内科に初めて行った時の体験談を書いてみたいと思います。

 

初めて心療内科の門をたたくのは、非常にハードルが高いですよね。

 

周囲にも心療内科に行ったことない人の方が多いので、「いったいどんな場所なんだろう?」と不安に思うのも当然のこと。

 

私も最初は緊張と不安でいっぱいでした。そもそも心療内科にお世話になろうと思っている時点で、精神的にもしんどい状況ですしね。

 

私の体験談が少しでも誰かの役に立ってくれたら嬉しいです。

 

初めての心療内科

私が初めて心療内科を受診したのは、社会人6年目くらいの時でした。

 

眠れなかったり過呼吸だったりの症状はすでに出ていて「もう限界です。このままだとおかしくなります。」という状況で心療内科へ。

 

どんな症状が出ていたかは、こちらの記事に詳しく書いています。

 

【うつ病の症状・体験談】うつ病で泣く、電車乗れない

2017.12.13

 

どこでもよかったので、ロクに調べずにすぐに受診できるところを選びました。

 

予約は確か自分でしたと思います。でも、予約をすることがハードル高く感じるのであれば、親や彼氏などにお願いすると良いです。

 

雰囲気は普通の内科と変わらない

初めて訪れた心療内科の雰囲気は、普通の病院の内科と変わりませんでした。受診待ちしていた人たちにも変な人はいなかったし、受付の人や先生も自然体で対応してくれました。

 

(変な人がいないとか当たり前ですよね。でも、心療内科というだけで、色々変な想像をしていました。良い意味で拍子抜けしたことを覚えています。)

 

ほとんど話を聞いてくれなかった

心療内科の先生はほとんど話を聞いてくれず、完全に流れ作業でした。

 

私はうつ病と診断されましたが、うつ病になった原因を深く見ていけば、考え方のクセとか幼少期のトラウマとか色々出てくると思いますが、そこまで内面を見ることはなく。

 

単に、現状の症状からうつ病と診断し、薬を処方されただけでした。

 

人の心って深い海のようなものなので、当時は「たった10分くらい話すだけで、何が分かるんだ!?」という気持ちがありました。

 

今思い返すと、変に内面をいじくりまわされなくてよかったのかも、と思いますが。

 

診断書は貰っておこう

私は、仕事の悩みからうつ病の症状がでたので、先生に「診断書書きましょうか?」と提案されました。

 

最初は断ったのですが、念のためもらうことにしました。後々、この時診断書をもらったことが、非常に良い判断だったと振り返ることになります。

 

これから心療内科に行く人は、絶対に診断書はもらっておいた方が良いです。

 

心療内科で受診している時は、「先生に相談できたし薬ももらえるしもう大丈夫かも」とホッとしますが、通常の日々が始まると症状が何一つよくなっていないことに気が付きます。

 

仕事などの悩みでうつ病と診断された人は、何よりも休むことが大切です。

 

上手く自分を休ませてあげられないからうつ病になってしまったので、休むことに罪悪感があるとは思います。でも、休養しなければ症状はよくならないのです。

 

抗うつ剤を出されたけど飲めなかった

先生は10分くらいしか私の話を聞きませんでしたが、睡眠薬と抗うつ剤を出しました。

 

副作用があるという情報も聞いていたので「こんな診断だけで、薬出しちゃうの?」と不安になりました。

 

結局、薬は飲めなかったのですがね。先生への不信感があったので、体と心が薬を拒否したのかもしれません。

 

【うつ病の症状・体験談】うつ病で泣く、電車乗れない

2017.12.13

 

私は専門家ではないので、薬を飲むかどうかについて言及はできません。先生が処方したのであれば、本来飲むべきなのでしょう。

 

どちらにしても、自分のことは自分で判断するしかありません。

 

心療内科の先生に多大な期待はしない

私は、心療内科の先生を4人くらい知っていますが、いい先生だなと思ったのは1人だけでした。

 

そもそも、自分の気持ちを完全に理解してくれる先生などいるはずもないのに、心療内科の先生に期待をしすぎていました。

 

特に、うつ病の時の精神状態は、「誰かに話を聞いてほしい。自分のことを肯定してほしい」という気持ちでいっぱいだったりします。

 

私は、自分を責めて、自分にムチを打って体調を崩し、うつ病の症状が出ている自分を認めることもできませんでした。

 

体調を崩した自分に対しても「どうして私はこんなに弱いんだろう」とか「周囲の人みたいに働けないのはなぜだろう」とさらに責め続けていたのです。

 

身近な人に話をしても、精神的な病気になったことがない人には、無言で責められているような気すらしていました。

 

なので、誰でもいいから話を聞いてほしい、誰でもいいから「よく頑張ったね。少し休んだら?」と自分を肯定してほしいと切望していたのです。

 

自分が自分を肯定する

後にうつ病から回復した後に思ったことは、自分を救えるのは自分だけ、ということです。

 

心療内科の先生や周りの人は、うつ病の人のサポートはできても、直接どうにかすることはできません。

 

自分で少しずつ、「自分を肯定すること」「自分に合った働き方」「休むことの大切さ」などを学んでいかなければいけません。

 

自分と向き合う過程で、色々なことに気が付くでしょう。それはうつ病になった人にしか分からないことで、私はあの頃の私がいたから今の自分がいると思います。

 

うつ病の時は苦しくてつらくても、必ず時が解決してくれます

 

私が初めて行った心療内科はあまり良い病院ではなかったし、先生はどうにもできないとも書きましたが、心療内科に行こうか迷っている人は、なるべく早く受診した方がいいと思います。

 

私は、心療内科で病名を付けられたことで会社を休むことができたし、専門医に見てもらったというだけで、気持ちも少し楽になりました。

 

大それた場所でも緊張するような場所でもないし、良い意味で心療内科の先生も単なる人間なので、怖がる必要もありませんよ。

 

まとめ

初めて心療内科に行った体験談を思い出して記事にしてみました。精神の不調で悩んでいる人は、病院に行くだけでもホッとした気持ちになれると思います。合わない先生であれば、病院を変えればいいだけですしね。

症状が重い人はしゃべるのも辛いでしょうから、症状が出始めた時期や具体的な症状を紙にまとめておいて、先生に見てもらうようにすると良いでしょう。

 

うつ病が分かりやすく表現されている「ツレウツ」。シリーズを通して読むと、希望も見えてきますよ。

内容はヘビーですが、カウンセリングの感じとかアダルトチルドレンのことが分かる漫画です。

ハシビロコウ先輩
こちらの記事も併せてどうぞ

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2017.12.13

 


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ABOUTこの記事をかいた人

10年間の会社員生活で、うつ病や婦人科系の病気になり、満を持して退職。「好きなことを仕事にして稼ぐ」を模索中。 登山と動物が大好きで、北海道移住を夢見る。30代旦那さんと2人暮らし。