久々にピアノを再開してウキウキが止まらないKUMAKOです!
20代前半までダラダラと習い事のピアノを続けてきましたが、先生と合わなくなったり仕事が忙しくなったりしてやめてしまい、全く弾かなくなって早10年・・・。
ピアノとまた向き合う日が来るとは思いませんでした。
好きなことでも何かを続けていると、嫌になってやめたくなる期間があるものです。
けれど、しばらく離れてみるとまた恋しくなって、ブランクのおかげで楽しく向き合えたりしませんか?
私にとってピアノはまさしくブランクがあったからこそ情熱を取り戻せたものです。
ということで今日は、私とピアノの関係やショパンやリストへの一方的な思い、これから挑戦してみたい曲など、自己満足すぎる記事を書いていきたいと思います。
目次
ピアノとわたしの出会い・別れ
ピアノは自らやりたいと言ったらしい
ピアノとの出会いは確か小学2年生くらいの時で、近所の先生に教えてもらう形で始めました。
習い事の中でもピアノだけは「わたしピアノやりたい」と言って始めたらしいから、前世でもピアノを弾いていたんでしょうね。なんつって。
受験の時にやめたり、また再開したりしながら、高校生くらいまで続けていたので、バイエル・ツェルニー・ブルグミューラー・ソナチネ・ソナタなど練習曲も一通りやっています。
ハノンなんかも全部終わっていて、実は、基礎がかなりできているということを、ピアノ再開してから気が付いたのです。
いつまでも自分は下手という気持ちがぬぐえなかった
小学生の時や中学生の時は、同い年くらいの子たちは私が弾いているのより難しい曲をやっていました。
近所でピアノを習っているお姉さんも、音大に入るか検討するくらいに、めちゃくちゃ上手で、私には、ピアノに対する劣等感がいつも付きまとっていたのです。
それでも、大学生になってからも月1くらいでピアノを続けて、気が付けば、
- 「愛の夢」リスト
- 「前奏曲 嬰ハ短調・鐘」ラフマニノフ
- 「幻想即興曲」ショパン
- 「春の歌」メンデルスゾーン
など、ピアノの難易度をAからFでランキングしている、全音ピアノピースのDやEランクの上級者向けの曲を、特に苦労もなく弾けるようになっていました。
ピアノ歴から言えば当たり前かもしれませんが、昔から「いつか弾いてみたいな」って思っていた曲が、いつの間にか弾けるようになっていたのです。
その後、社会人になってからもピアノをダラダラ続けていましたが、持ち前のストイックさが災いして、
「ピアノが楽しい」
という感情より
「どうしてわたしはこんなに下手なのか?」
という気持ちが強くなっていき、ピアノを弾くのが嫌になってきてしまいました。
そして、ピアノの先生ともしっくりこなくなり、全体的にピアノを嫌いになりかけて、ついに辞めてしまったのです。
「もうピアノを弾くことはないかも。」と思ったピアノとわたしの別れでした。
(しんみり・・・。)
ピアノを久しぶりに再開しようと思ったきっかけ
ピアノを辞めて10年が経過してピアノを再開しようと思ったのは、本当に「なんとなく」としか言いようがないのですが、考え方の変化や憧れの曲をまた弾きたいという気持ちが関係しているかな、と思います。
「愛の夢」とフジコヘミングさん
ピアノを辞める前によく弾いていた大好きな曲「愛の夢」
本当に「愛の夢」という題名がぴったりなロマンチックな曲調で、個人的に「この曲は完璧」と思えるリストの難易度高めの曲。
憧れのフジコヘミングさんが弾く「愛の夢」をよく聴くようになって、「もう1回この曲を弾きたい!」という気持ちがふつふつと湧いてくるようになりました。
そのフジコヘミングさんは、80歳を過ぎても精力的にピアニスト活動をしている方。
ふと、
「私も80歳すぎてもピアノを弾くとしたら、今からピアノ再開すれば、あと40年以上弾けるじゃん」
などと思って、ピアノへの情熱が少しずつ戻ってきたのです。(笑)
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再開して気が付く「私けっこう弾けるやん」
「愛の夢」をもう一度弾くためにピアノを再開したいと思いつつも、10年のブランクがどう影響するかは未知数でした。
アップライトピアノは実家にはありましたが、結婚して今住んでいるマンションにピアノなんておけるはずがなく、練習もできません。
「愛の夢」の楽譜を見てみても「これどうなってんの?」とどこが主旋律になるのかもわからず、「再開しても、ブランクを取り戻すには時間がかかるだろうな」とネガティブな気持ちに。
でも、「とりあえず体験レッスンに行ってみよう!」と思い立ち、体験レッスンで、大好きなショパンの「ノクターン9-2」を弾いてみたんです。
そしたら、先生から「かなり弾けますね」という言葉をかけられ、
自分としても
「あれ、思ったより弾けるな」
「私が奏でるピアノの音色、結構素敵じゃない?」
「何なら、昔よりうまくなってんじゃね?」
と自分のピアノの腕への自信が沸いてきて、急に調子に乗りだす始末。(笑)
調子に乗った私は、体験レッスンのその日にピアノ教室に通うことを決めました。(笑)
ちなみに10年くらいのブランクは、2,3か月もあれば取り戻せる感じです。
楽譜の読み方も思い出してくるし、頭ではなく体が覚えていて、
ピアノを再開する前は、
「愛の夢をもう一度弾けるようになるまで1年くらいかかるかな」
と思っていましたが、再開して2か月くらいの今、もうほぼ弾けるようになりました。
(完成度的なものは置いといてですよ?楽譜通りに一応指動く程度ね。)
自分が弾いていて楽しいからやってるんだ
ピアノを辞めた時は「どうしてこんなに下手なのか」と自分を責める気持ちが大きくてつらくなってしまっていたのですが、
今思うのは、
「自分が弾くのが楽しくてピアノをやっているんだから、下手でもいいじゃん」ってこと。
趣味のピアノにそこまで根詰めていたのはなんだったのでしょうね。(笑)
幸いにして、すでに基礎はしっかりとできている状態なので、これからは自分の好きな曲をマイペースに弾けばいいんだ、と思えるようになりました。
これから弾いていきたい曲は
やっぱりショパンとリストが好き!
これから挑戦したいのは、ロマンチックで美しい旋律のショパンとリストの曲がほとんど。
挑戦していきたい憧れの曲は、
ショパン「英雄ポロネーズ」と、
リスト「ため息」ですかね。
オクターブが続く箇所が、手が小さい私には難しいし、難易度高めの曲を最後まで弾ききれる体力があるのかという不安がありますが、いつか弾きたいなぁ。
新しい曲を弾けるようになったら、YouTubeにこっそりアップとかもしていきたいです。こっそりね。
ピアノを再開したい人は勇気をだして体験へ!
ピアノを久しぶりに再開したいと考えている人は、とりあえず体験レッスンに行ってみるといいと思います。
私は、体験レッスンに行く前、「先生が厳しかったらどうしよう」とか「下手過ぎてバカにされたらどうしよう」など謎のネガティブな感情により足踏みしていましたが、
実際行ってみたら女性の優しい先生で、楽しくレッスンができました。
(通常、大人のレッスンで厳しい先生はいないと思われ。)
案ずるより産むがやすしですね。
まとめ
10年のブランクを経てピアノを再開したよって話でした。
子供の頃やっていた習い事って、体がしっかり覚えていることが多いから、ブランクがあっても元の状態に戻るのは早いと思います。
今後は、「私はなんでこんなに下手すぎるんだ」などと自分を追い詰めることなく(笑)、自分のペースでピアノを楽しんでいきたいと思います。
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