猫が大好きで、見ているだけで癒されるKUMAKOです。
さて、今日は、実家でずっと一緒に暮らしていた猫のナナについて、想い出を語っていきたいと思います。
ナナは昨年の2月に21年の生涯を閉じましたが、最後まで家族に迷惑をかけることなく、楽しい想い出だけを残して亡くなりました。
私は、ナナが亡くなってから1年以上経つのにいまだメソメソしてしまう時もあるのですが、ナナとの楽しい日々を思い出して、笑えることも増えてきました。
ペットとはいえ、私にとっては正直、家族以上に大切な存在だったので、亡くなってしまったのは本当にショックでしたが(25年は生きると思っていた)、
「また、会えるよね」と思いながら、
今日はナナの想い出を語る、自己満足的なブログを書いていきます。
公園で捨てられていた
ナナちゃんは生後1ヵ月も経たない子猫の時に、公園で捨てられていた猫です。
ナナの前にはシュン(父が聖闘士星矢のアンドロメダから命名(笑))という茶トラの猫を飼っていたのですが、交通事故で亡くなって寂しい思いをしている時でした。
シュンの面影を勝手に感じ(シュンが茶トラでナナがキジトラだったからなんとなく(汗))、我が家で飼うことになったナナですが、来たばかりの時はずっとプルプルと震えていました。
寒い日だったし、急に家に連れてこられて怖かったのでしょう。
その後、温かいミルクを飲んで安心したのか、私の膝の上でスヤスヤ寝てしまった、ナナと家族になった1日目のことを、昨日のことのように思い出します。
(私は11歳だった・・・。)
バラバラの家族をひとつにしてくれた
このナナという猫のすごいところは、バラッバラの我が家族をひとつにしてくれたところです。
いや、ひとつにはなってないか。(笑)
でも、ナナちゃんがいることで、家族の会話が増えて、和やかな雰囲気になったのは確かです。
この記事でも書いていますが、
我が家は父と母の仲がアホみたいに悪くて、子供のころから父がいつ怒鳴るかビクビクしながら生きてきました。
そんな時にナナちゃんの存在は私に癒しを与えてくれたし、ナナちゃんを通して父や母と笑いあえたりしながら過ごせる時もあったのです。
ナナちゃんがいなかったら、我が家はとっくに終わっていたでしょう。
我が家で一番偉いのは、ナナ。この順位は一生変わることはない!
会社での辛い日々を支えてくれた
ナナちゃんは、私が会社で辛い思いをしていた時も支えてくれました。
残業して、夜の暗い道を家に向かって走っていた時など、よくナナちゃんが「ニャー」と声をかけてくれました。
(ナナちゃんは外と室内を自由に出入りしていた猫でした。)
暗い道を歩いて若干緊張していた気持ちも、ナナちゃんの「ニャー」を聞くとホッと緩んだし、一緒に家まで帰ったのも良い想い出です。
うつ病で会社を休むことになって、落ち込んでいた時も、
ナナちゃんと長く一緒にいられることだけは嬉しかったな。(笑)
ヨガをやっていると邪魔して来たり、新聞を読んでいると乗ってきたり、パン焼き器や掃除機、冷房に威嚇していたのも楽しい想い出です。
会社で辛いことがあった時も、「ナナちゃんのエサ代のために頑張る」という気持ちに支えられていました。
ナナの長生きの秘訣
ナナを飼いだした頃は、まだ猫を外に出すという習慣が普通だったので、ナナは外と室内を自由に行き来する猫になりました。
今は、完全室内飼いの方が長く生きるというデータが出ているので、外に出される猫は少なくなったかと思います。
ただ、ナナちゃんは外と室内を自由に行き来しながらも、21年生きています。
さらに言うと、家族の中で最も健康だったのがナナちゃんです。
最後の2,3年は年齢から視力も低下してしまいましたが、大きな病気もせず、体調を崩してから1か月くらいで亡くなるという、「死ぬときはこんな死に方したい」のお手本のような形でした。
ナナちゃんの長生きの秘訣は何だろうかと考えてみると、自分でエサを食べる量を調整していたからかな、と思いました。
ズボラな飼い主だったので、エサはナナが「ニャー」と言ったらあげるって感じだったのですが、
ナナちゃんは太ることもなく、21年ずっとスリムな体形のまま、自分で食べる量を調整し、合わないエサは吐いていました。
(そして、「あれ!?ナナちゃんもう11歳超えているから、11歳以上用のエサあげなくちゃ」とやっと気が付くズボラな家族・・・。)
うん、かなり自由に好きなようにさせていただけで、ナナちゃんの長生きの秘訣は、ナナちゃんの賢さにあったとしか言いようがありませんね!
ところで、猫も長く生きていると、人間の言葉を分かっているんじゃないかな~って思ったりしませんか?
私の結婚式で3泊くらい、ペットホテルに預けられていたナナちゃんは、家族が家に帰ってきたとき「なんで私も家族なのに連れて行ってもらえなかったんだ」とブチギレて、
「ナナちゃん家に入りなさい!」と言っても、わざと、そっぽ向いていつまでも家に入らないという、拗ねた行為をしばらくやっていたらしい。人間っぽい。(笑)
我が家は、みんな普通にナナちゃんに話しかけて、「ニャー」とか返してくれるから、色々分かってくれているんだろうなって勝手に思っていましたね。
長生きしてくれてありがとう
私にとってナナちゃんは大きすぎる存在で、「ナナちゃんが幸せであればそれでいい」と純粋に思える唯一の存在だったかもしれません。
バラバラだった家庭も、父が定年退職をして穏やかになったことで、少しは良くなったし。
私も会社を辞めて、体を壊したりメソメソ泣いたりすることもなくなり、結婚して家を出た。
そういった、家族の色々を背負って「もうこの家族も大丈夫かな」と思って、この世とおさらばしたのかもしれません。
なんてね。
でも、賢いナナのことだから、頃合いを見計らったのかなと思ったりもするのだ。
長生きしてくれて、ありがとう。
捨てた人もびっくりの長生きで、大きなものを残してくれたナナちゃん。
また、どこかで会えるといいな。
まとめ
今日はずっと実家で飼っていた猫のナナちゃんについて、自己満足的に想い出をつらつら書いてみました。
1年以上も経つのに、思い出しながらいまだに涙が出てきてしまうんですよね。本当にナナちゃんには感謝しかないです。ありがとう。
この記事を書いていたらナナちゃんについて書きたくなりました。今の心の支えのおすすめ猫漫画を紹介しています。