最近、自分の過去に対する感情がすごく変わってきたことを感じているので、そんな話をしていきたいと思います。
「過去を思い出しては嫌な気持ちになる」
「どうして私だけあんな目に合わなければならなかったの」
など過去に対してネガティブな気持ちを抱えている人も多いでしょう。私もそうでした。
ただ、そんな私でも、最近オセロが引っくり返ったみたいに、「ネガティブに捉えていた過去の出来事も全て必要なことだったんだな」と感謝の気持ちさえ持てるようになりました。
例えば、
- 子供時代、両親が不仲でビクビクしながら家で過ごしていたこと
- 職場でうつ病になったこと
など、思い出しては辛さやイライラや後悔、誰かへの恨みなどを感じていた出来事に対して、感謝の気持ちが持てるようになったのです。
なぜ、オセロがひっくり返ったみたいに過去の出来事に感謝できるようになったかというと、
- 過去の辛い経験が自分の長所につながっていること
- 全ての辛い経験がのちに自分にとっていいことをもたらすこともあること
に気がついたからだと思います。
というわけで、過去に対してネガティブな感情を持ちすぎてしまうという人に、少しでも参考になるといいなと思い記事にしてみました。
目次
過去に対する以前の感情
私は過去に対して、ネガティブすぎる感情をずっと抱えていました。
1番話しやすい(?)例をあげると、両親が不仲であったために幼少期から、ビクビクしながら食卓についていた長い過去(結婚するまでだから幼少期を超えて28年間くらいの食卓恐怖症人生)があります。
家族4人でご飯を食べていると、父が不機嫌だったり夫婦で喧嘩したりして、食事の時間がただただ苦痛だったんですよね・・・(汗)
両親不仲の中育った私はアダルトチルドレンにもなり、うつ病になったこともこのアダルトチルドレンが関係しているとお医者さんに言われたこともあります。
仲良し家族の中で育てられた人を見ると、余計に自分の過去がみじめに思えたりして、そんな過去を思い出すたびに辛い気持ちになっていました。
のほほんと育ち、社会人になってからも「周囲が助けてくれる」とうまく甘えられるタイプの人なんかは特に自分の過去のコンプレックスをくすぐってくる人で嫌いでした。
「私もそうなりたかったけど、家庭環境のせいで早くしっかりしなくちゃいけなかったからなれなかった」という気持ちがあったから余計に。
自分にとって辛い過去が必要だったことに気がつく
まぁそんな感じで「過去のことなんて思い出したくね~」みたいな気持ちを持っていた私ですが、最近は「過去の出来事は私にとって必要だったんだ」と感じるようになりました。
その理由は2つ
- 過去の辛い経験が自分の長所につながっていること
- 全ての辛い経験がのちに自分にとっていいことをもたらすこともあること
に気がついたからです。
ひとつひとつ見ていきましょう!
自分の長所はこれまでの経験により育まれた
過去のことをネガティブに考えていたときは、両親が不仲な家庭で育ったせいで
- アダルトチルドレンになってうつ病を引き起こしてしまった
- 自分の心に鈍感でやりたいことが分からない人間になってしまった
- 頑張らないと愛されないと感じて頑張りすぎる人間になってしまった
などと考えていました。もちろんそのことも間違ってはいないでしょう。
両親が不仲だと子供はなんとかその場を取り繕うと、相手の心や空気を読むスキルばかりが発達してしまいます。そして、意識が外に向きすぎて、自分の内側、心に対して鈍感になってしまうんですよね。
心が鈍感になると「自分の好きなこと」や「やりたいこと」が分からなくなるし(行動しても心が動かないから分からない)、自分の心が限界なことにも気がつかずにうつ病などになりやすくなってしまいます。
そういった弊害があるのも事実です。
ただ、最近気が付いたのは、
両親が不仲な家庭で育ったおかげで
共感能力がすこぶる高い
人間になれたということ。
共感能力とは相手の気持ちが理解できる能力のことです。
実家にいた長い期間、両親の衝突を避けるために両親の気持ちを察して、どういう行動や言葉を挟めば衝突が収まるかばかり考えていたので、共感能力をスキルアップさせられました。(笑)
共感能力が高いと仕事も人間関係もうまくいくという研究がありますが、はい、私は今仕事も人間関係も順調そのものです。
さらに、ライター仕事にも必須の能力で、単価が上がっちゃって仕方がないのは、この能力のおかげだとも思うのです。
私を支える長所が、実は辛かった過去の経験のおかげで育まれて来たということに気がついたら、「あれ?あの家庭で育ったのは今の自分を作るためだったの?」と思えたから不思議。
真っ黒だったオセロがクルリと白に変わった瞬間でした。
悪い過去の出来事が全て悪い結果をもたらすわけではない
塞翁(さいおうが)馬というたとえがあるけれどまさしくその通りで、人生何が幸や不幸に転ぶかは、長い目で見ないと分からないです。
例えば、私の場合には、
- 父親が怒鳴る人→私は絶対優しい旦那さんを選ぶ!と今の最高の旦那を見つけた
- 両親の不仲→夫婦での金銭的依存は危険と判断し、勉強やスキルアップ頑張る→今の好きな仕事へとつながる
- うつ病→価値観の大転機となって自分らしく生きる今につながる
- 仕事が辛かった経験→ブログに書いたことで共感してくれる人が増えた(ブログは本当にいいです。過去の辛かった経験も全てがネタになる(笑))
のように、辛い過去や経験が結果として今の幸せや喜びにつながっているということに気がついたのです。
そう考えると過去の辛かった経験も捨てたもんじゃない訳で、「後に幸せになるために辛い経験を先に持ってきたのか~」などと思え、過去に対する意味付けがガラリと変わりました。
過去を変える方法
もうお分かりでしょうか?
過去を変えるとは過去に対する意味付けを変えること、すなわち、
- 過去の辛い経験が自分の長所につながっていること
- 全ての辛い経験がのちに自分にとっていいことをもたらすこともあること
に気がつければ過去は変わります。
ただ、大前提として
「今の自分を全力で幸せにする」
ことが必須です!
今の自分が幸せだからこそ、オセロの白が置けます。
今の自分を幸せにするために大切なことは、
- 今に集中して今を全力でよくする
- 自分は自分が幸せにすると責任を持つ
こと。
私も昔そうだったので気持ちは分かるのですが、今の不幸を過去や誰かのせいにしているうちは、過去を変えるのは難しいです。
「今から自分で自分を幸せにする」という意識に変えて、少しずつ自分を幸せにしていく。その中で、自分にとって辛い過去が今の自分の根本を作っていることに気がつく。
そうすれば、辛い過去は自分にとって必要なものだったと気がつき、過去を変えられるのだと思います。
まとめ・過去は変えられます!
最近、過去に対する気持ちが本当に一気に変わったという経験をしたので記事にしてみました。
雷に打たれたような感じで、「私は過去の辛い経験が必要だったんだ!」みたいになったんですよね。(笑)
感覚的なものでしたが、できる限り言葉にしてみました。
辛い過去って乗り越えるものではなく、一体化していくものなんだなぁと感じている今日この頃←また意味不明なことを・・・。
それでは、また〜!