最近、集中力について色々考えるのが趣味のKUMAKOです。
「限られた時間の中で生産性をあげる」や「集中力を発揮してより良いものを作る」にはどうしたらいいかについて、考えるのが楽しくて楽しくて仕方がない今日この頃。(笑)
そして、最近知った『シングルタスク』という考え方について、自分で実践したり書籍を読んだりして理解を深めています。
マルチタスクって脳に悪いんですね。パソコンでじっくり仕事してる間に、チラチラSNSを見ると脳に負担がかかって集中力が下がる。
認知症やうつにもつながるとか…
今日からシングルタスクでひとつのことにじっくり取りかかることにします!— くまこ@ライター・動物写真 (@kumakumako0901) 2018年11月6日
(『シングルタスク』についてのツイートもめちゃしてます(笑))
会社員時代、職種からしても仕方ない部分はあったのですが、私は生粋のマルチタスク女でした。
書類のチェックをしながら、電話に対応しつつ、さらにメールを返し、やたら忙しそうに働いている女。みたいな。
そして、1日が終わると「今日1日すごく忙しく働いてた気がするんだけど、何を成し遂げたんだ?」と記憶喪失になる始末。(笑)
自分の経験からしても「マルチタスクは疲れるし、浅い仕事しかできず、1日を無駄にする」ことが分かっているので、今は『シングルタスク』を心がけて仕事をしています。
毎日、忙しくてやりたいことができない!という人は、やりたいことを同時にやろうとしてマルチタスクになっていませんか?
『シングルタスク』でひとつひとつ片付けた方が、生産性は格段に上がりますよ。ということで、今日は、『シングルタスク』について解説していきたいと思います!
目次
シングルタスク・マルチタスク
私は、メンタリストDaigoさんのニコニコ有料放送で『シングルタスク』について知ってから、こちらの書籍を読んだので、書籍を引用しながら説明していきますね。
まず『マルチタスク』と『シングルタスク』ってなんですか?って話ですが、
『マルチタスク』・・・1度に色々なことを同時に行うこと
『シングルタスク』・・・1度にひとつのことだけに集中すること
です。
私は、特に分散型思考の人間なので、マルチタスクを行ってしまう傾向にあります。
例えばライターの仕事を始めようとしているのに「そういえばあの手続きどうなったっけな?」とか「あ、あの人のブログ読まなきゃ」とか、一向にライターの仕事を始められない。
机に長く座っているのに、「あれ?仕事全然終わってないんだけど?」ということがザラにあります。(汗)
マルチタスクが脳に悪い・生産性を下げるという研究は至るところで結果として出ていますが、
ある研究では、
『マルチタスクを行うことで、ひとつの仕事を終わらせるのに40%余計に時間がかかって、ミスをする確率も倍になった』と分かっています。
つまり、マルチタスクは圧倒的に非効率的
なんですね。
『あれもこれもやらなきゃいけない!早く終わらせなくちゃ!』という気持ちで1度にたくさんのことをやっているのに、ひとつひとつ片付けるよりも時間がかかる上に、ミスも多くなる、と。
人の脳はマルチタスクできない
そもそも人の脳はマルチタスクができないようになっています。
人間はじつのところマルチタスクなどしていない。スイッチング(タスクの切り替え)をしているだけだ。タスクからタスクへとすばやく切り替えているだけである。
出典:『シングルタスク』デボラザック著
機械的にできる作業(ウォーキングとか音楽聞くとか)以外の複雑な作業を、脳は同時に行えず、細かくタスクの切り替えをしているだけ、
そして、タスクの切り替えばかりしていると、脳に負担がかかり、記憶力も理解力も低下していくとのこと。
会社員時代の私はひとつの仕事に没頭できておらず、何度もメールを見たり、電話を取ったりしてタスクのスイッチングをしていたけど、
あれは、仕事の生産性を下げ、脳にとっても非常に良くないことだったんですね。
シングルタスクに集中するためには
マルチタスクよりシングルタスクの方が、仕事の生産性も高まるし、脳の負担も軽減できますが、じゃあどうやってシングルタスクに集中すればいいの?
ってのが問題ですよね。
私も例えば、ブログを書いているときに急に、Twitterでつぶやきたくなったり、今日の夕飯のことを考え出したりしてしまうことがあります。
ブログを書いているときはブログのことだけに集中するというのが『シングルタスク』ですが、ふと気になることが頭に浮かんじゃったときはどうすればいいの?ってことですよね。
パーキングロット法
今、目の前にある課題や仕事以外のことがふとひらめいてしまったり、気になってしまったりしたときは、「パーキングロット法」を実践してみましょう。
パーキングロッド法というのは、ひらめきや気になったことをメモなどに書き留めておいて、あとでまとめて考えるようにすることです。
アイデアがひらめいたり、何か重要なことを思い出したりしても、それが現在の作業と無関係なら、そちらに注意をそらしてはならない。ひとまずそれを書き留め、すぐに本来の作業に戻ろう。
出典:『シングルタスク』デボラザック著
「あ、あのメール返信しなくちゃ」「気になる書籍について調べたい」と思い、その都度目の前の仕事から目を離していたら、マルチタスクになって生産性が落ちます。
なので、メモにさっと書いておいて、目の前の仕事に再び集中するという方法を取ればいいのです。
私は、この方法を実践していますが、目の前の仕事に対する集中力が切れることもないし、後からメモをみると「どうでもいいなコレ」ってことが気になってたりするので(汗)、
非常に有効な手段だと思いますね。
最近マルチタスクとシングルタスクについて考えることにハマってるw
何かの作業に集中してて「あ!メール返信しなきゃ!」と思考の横槍が入ったら、メモしておいてあとでまとめてやるのが吉。
別のこと思い付く度に今の作業を分断してたらマルチタスクになって、仕事が終わらなくなる。— くまこ@ライター・動物写真 (@kumakumako0901) 2018年11月7日
断る勇気を持つ
会社員として仕事をしているときは、シングルタスクを邪魔するのは主に『人』ですよね(笑)
どうしても電話を取らざるを得ないこともあるし、急に上司などから話しかけられる時もあります。
いつも急に話しかけてきて、愚痴ばかりを言うような人には「ごめん今締め切りの仕事で時間がないの」など仕事の横槍を断る勇気を持つしかないですね。
あとは、どうしても重要な仕事をしなくちゃいけないときは、会議室にこもって仕事をするとか、シングルタスクを行えるように工夫する。しかないです。
メンタリストDaigoさん曰く、「井戸端会議を断って嫌われるのは全然OK!だってそいつ絶対仕事できないやつじゃん!」ということです(笑)
人間関係もよくなる『シングルタスク』
仕事だけでなく、プライベートもシングルタスクを心がけるといいと思います。
夫婦で旅行や山に行くと「ゆっくりしゃべれる気がする」と思うのは、普段の土日にどちらかがスマホをいじっていて、マルチタスクしているせいだと気が付いた。お互い聞いているようで聞いてないんだよね、相手の話w今後は、スマホを置いてお茶しに行くとかもいいかもね。#シングルタスク
— くまこ@ライター・動物写真 (@kumakumako0901) 2018年11月8日
仕事で疲れているときに、奥さんの話を聞くのはつらいかもしれませんが、スマホをいじりながら1時間ダラダラ聞くくらいなら、
「今日疲れているから、10分だけ集中して話聞くよ」と少ない時間でも真剣に話を聞いた方が、関係性は良くなるでしょう。
そっちの方が奥様も要点だけをしっかり話すようになるかもしれません。(笑)
家族はもちろん友人に対しても、スマホをいじりながら話を聞くような人より、少ない時間でも真剣に話を聞いてくれる人の方がいいですよね?
と言うことで、『シングルタスク』は人間関係すら良好にしてくれる手法なのです。
結局マルチタスクは大したことをしていない
仕事にも人間関係にもいい影響を与えるシングルタスクですが、マルチタスクの恐ろしい点を最後にもうひとつ。
マルチタスクになってしまっている人は、大した仕事をしていない可能性が高いです。
私が会社員だった時に「今日1日忙しかったけど、何を成し遂げたっけ?」と思っていたのは、マルチタスクをすることで大した仕事をしてなかったからなんですよね。
マルチタスクは、深くひとつのことを考えられる状況ではないので、無意識に同時にできるような浅い仕事ばかりを選ぶようになるんですよね。
例えば、メールの返信とか資料の修正とか、「それは仕事の本質ですか?」みたいなことしかしてなくて、だから「あれ?今日1日何をしたっけ?」って結果になっちゃう。
どうでもいい仕事ばかりしてて忙しい振りしてる人って、どこの職場にもいると思うんですけど、マルチタスクがクセになると、そんな人になっちゃうんですよね。
メールの返信や資料の修正やマニュアル作り(笑)より、ひとつの重要な仕事をやり遂げた方が、周囲の信頼もアップするし、仕事の評価も上がるのは間違いないです。
そのためには、シングルタスクを心がけることが大切なのです!
マルチタスクで深い仕事はできない。メールしながら部下の話をいい加減に聞いて、どうでもいい資料を作ってる上司いませんか?
重要でない仕事に逃げてる上に、脳が疲れるから時間がかかって残業ゆき。シングルタスクでひとつひとつの仕事をこなしていくのが、残業せずに質の高い仕事をするコツ。— くまこ@ライター・動物写真 (@kumakumako0901) 2018年11月7日
まとめ
仕事の生産性も上がり、人間関係もよくなる『シングルタスク』。今年知ったビジネス系手法の中でも群を抜いて有益な方法だな!と個人的には感じています。
成功者とは、集中力を発揮したごくふつうの人間である。
~詠み人しらず~
という言葉があるように、日々の限られた時間の中でいかに集中力を発揮するかは、充実した人生を送っていくためには、非常に大切なことです。
『シングルタスク』を実践して、会社から速攻で帰宅し、自分のやりたいことや大切なことに時間を使えるようにしましょう。
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