嫌なことがあると漫画をすぐ買っちゃうタイプの人間KUMAKOです。
さて、『鴻池剛の崖っぷちルームシェア~犬と無職とバンドマン~』を読んだので、感想を書いていきたいと思います。
著者の鴻池剛さんは、あの有名な猫漫画『猫のぽんた ニャアアアン』を書いていて、最近は『ヒモメン!』もドラマ化した超売れっ子漫画家さん。
ちなみに著者の鴻池さんのツイッターのフォロワー数は、現在100万越え。すごすぎる・・・。
そんな今や超売れっ子の鴻池さんですが、結構大変な人生を歩んできたようで。
今から8年くらい前、漫画家になるために上京して友人とルームシェアをしていたんですが、友人にキャッシュカードを持って逃げられてしまったんですよね。(汗)
追い討ちをかけるように失業して、路頭に迷っていた鴻池さん。
そんな身も心もボロボロ気味の時に、年の近い叔母さんに拾われ、作者・叔母さん・叔母さんのいかつい彼氏・犬2匹とルームシェアをすることになって、
その時の面白クズエピソードを漫画にしたものが本作です。
頭空っぽにして笑えるし、貧乏がひどく借金もやばかったりするので、平凡な人生を歩んできた人にとっては知らない世界をのぞけて新鮮かもしれません。(笑)
ということで、『鴻池剛の崖っぷちルームシェア~犬と無職とバンドマン~』のレビュー行ってみよう!
『鴻池剛の崖っぷちルームシェア〜犬と無職とバンドマン〜』はこんな話
登場人物は5名(?)で、
- 著者の鴻池剛さん(23歳)
- ユキさん(鴻池さんの叔母・29歳)
- ノリソン(叔母さんの彼氏・26歳)
- もんじろう(ポメラニアン・2歳)
- うきょう(ぽねらにあん・2歳)
です。
ユキさんもノリソンもバンドをやっていて、音楽で食べていくという夢を持って、現実から目を背けているタイプ。(笑)貧乏すぎて時にお金に揉めながらも、楽しく暮している様子が描かれています。
それにしても、鴻池さんが犬になめられすぎていて、動物になめられるタイプの人なのかな?と思うほど(ぽんたにもなめられてるからw)
暮しているアパートの近隣住民もおかしな人ばかりで、なかなかカオスな感じで面白いです。
こんな時に読むことを推奨します!
作者のクズっぷりが最高なので、心がやさぐれている時やクズの同類を探している時に読むことをおすすめします!
いやね、自分がそこそこ安定したマインドを持っているときは、頑張っている人を見たら私も頑張ろう!って思えますよ。
一生懸命コツコツ努力している人を応援したくもなりますよ。
でもさ、人間だもの「私にキラキラ努力してる姿見せんじゃねぇよ~!」みたいなやさぐれる時もありません?
「お前努力をこっちに見せつけて、私を遠回しに責めてんのか?」みたいなこじらせちゃっている時、人にはあると思うんですよ。
そんな時に読んでもらえると、作者のクズっぷりが「あ、良かった。私よりダメな人間いるんだ」と思わせてくれてとてもいいです。
何も考えずに笑えるよ
意識高い系モードが強くなっている時には読むことをおすすめしませんが(笑)、頭空っぽにして息抜きしたいって時には、何も考えずに笑えるいい漫画です。
貧乏ネタってやっぱり面白いんですよね。
光熱費は3ヶ月滞納してハガキが来ると、ガスから止まり始めて水道が止まるのは一番最後、
借金は少し返済するとまた借入額の余裕ができる、
など勉強になることも多いです!
ダメでもいいじゃない
鴻池さんがお金がなくて日雇い派遣をしながら、漫画家になる夢を追っていた時代の話ですが、
まぁ鴻池さん漫画描かないわ、派遣もろくに入らないわ。(笑)
マジでいいクズっぷりを見せてくれるんですわ。
友達も作ろうと頑張っているのに全然できなくて、ボッチの苦悩的な部分も共感できる人は多いかも。
漫画を読んでいると生粋のダメ人間なので、よくこんな感じで成功できたよなと思いつつ、
「サボりたい時あるよね、分かるわ〜」みたいなホッとした気持ちにもさせられます。
うん、人間たまにはさ、ダメでもいいんですよ。
やりたいことがあるのに全然できなかったり、人並みに働けなかったり、ダメな自分を責めたくなるときもあるけど
ま、たまにはいいじゃん?
って思える漫画です。
頑張らないとと気を張っていた人は「ま、いっか」と肩の力を抜けるし、「自分ってなんてダメなんだ」とやさぐれてる人はホッとできるでしょう。(笑)
まとめ
「鴻池剛さん今はめっちゃ売れっ子だけど、こんな時代もあったんだ〜」と興味深く、楽しく読める漫画ですよ。売れっ子の今とのギャップがすごい。
鴻池剛さんは猫のぽんたと出会ってから、みるみる売れっ子になったので、ぽんたの金を運ぶ力にもびっくりさせられます。猫ってすごいなぁ。(笑)
▼気持ちがやさぐれた時に読んでみてね!▼
こちらの記事では、鴻池さんの代表作『猫のぽんた ニャアアアン』をおすすめしているのであわせてどうぞ!