登山が教えてくれた人生に大切な5つのこと

※本記事はアフィリエイト広告を利用しています




自然の中にいると自分に戻れる気がするKUMAKOです。

登山が教えてくれた人生の大切なこと

撮影:KUMAKO

5年前くらいから旦那さんと登山を始めて、少しずつステップアップしてきました。登山という趣味に出会え、人生がより豊かになったことは確実で、一生続けられたらいいなと思っています。

 

登山自体が楽しいのはもちろんなのですが、登山って人生みたいじゃないですか?いや、登山をしていない人は「は?」って思うかもしれませんが、登山を長くやっていると、人生に繋がる気づきがたくさんあるんですよね。

 

登山って人生みたい

 

登山を5年続けてきた私が、山と自然に教えてもらった人生に大切なことを、今日はアウトプットしたいと思います。

 

未来の理想より毎日の積み重ねを大切に

山は、当然ですが、すべて自分の足で一歩一歩登っていくしかなく、荷物の重さや息切れなどで辛い時間も長いです。

 

登山口から山頂が見える時もあるのですが、あまりの遠さに「一生たどり着かないのでは?」と思うこともあります。一生懸命歩いても山頂はまだまだ遠い、こんなに頑張っているのに、とだんだん辛くなってくるのです。

 

なので、登山では遠くの山頂をあまり見ずに、足元を見ながら、時に花や野生動物に励まされながら、コツコツ登っていくのが一番いい登り方だと思っています。

 

そう、人生と同じですよね。人生も、遠くの理想ばかり追い求めていたら、一生たどり着かないのではないかと疑ってしまい辛いだけ。だから足元を、今の生活を大切に、今できることをコツコツと積み重ねていくのが一番いいのです。

 

そうやって、コツコツと足を進めていると、いつの間にか山頂という名の人生の目標に到達していたりするのです。山頂の美しい景色のような、人生のご褒美が待っていることもありますよね。

 

遠くの理想に我を失わず、毎日の積み重ねを大切にしよう!

 

アイデアは空白に降りてくる

普段の生活の中で、ボーっとできる時間を確保するのはとても難しいですよね。

 

現代は、隙間時間があるとついついスマホを見てしまったり、電車に乗っていても広告が目に飛び込んで来たりと、強制的にインプットさせられているような状況にあります。

 

でも、山に行って自然の中にいると、余計な情報をインプットしてパンパンになった脳がスッキリして、脳に余白ができるんですよね。

室堂山展望台

撮影:KUMAKO

遠くの景色を見ながらボーっとすることができるので、脳のデトックスになって、スピリチュアル的に言うと、宇宙と繋がる感覚になれます(笑)(私、スピリチュアルも大好きなので。)

 

そうすると、不思議と色々なアイデアや気づきが生まれるんですよね。脳の余白部分にアイデアがストンと降りてくるような感覚です。ずっと悩んでいたことの答えに気づいてハッとすることもあります。

 

普段の生活の中で、ボーっとする時間を無駄だと思い、隙間時間に何でもかんでもインプットしていましたが、脳に何も入れない時間も大切ということを登山は教えてくれました。

 

インプットばかりしていてもいいアイデアは浮かんでこない、脳には空白が必要!

 

いつでも自分のことに熱中する

山で疲れずに歩くには、自分のペースを保つことが大切になります。最初に飛ばして勢いよく登り始めた若者が、後からゆっくりと歩いてきたご老人に抜かれるのは良く見る光景。

 

速く登れるから偉いということはなく、いかに自分のペースを保って歩けるかが大切なんですよね。速く登ろうと頑張るよりも自分のペースでゆっくり登る方が、結局速く山頂に到着します。

 

周囲の人のペースに合わせて自分のペースが分からなくなると、オーバーペース気味になり、上手く登れなくなってきてしまうのです。

浄土山登山

撮影:KUMAKO

さて、同じように人生の歩みも人それぞれ。勢いよく成功していく人もいれば、晩年に花開く人だっていますよね。

 

周囲の人がどんどん結果を出しているからと言って、周りにつられて焦る必要はなく、いつでも自分の人生に集中することが大切です。人は人、自分は自分!ってやつですね。

 

周囲のどうでも良いことより、自分の人生に集中する!

 

自分で決めて自分で行動すること

登山をはじめて2年目くらいの時だったか、低山を登っていた時に、滑落事故が起きたことがありました。

 

低山を下っていた時のことでした。「ちょっと物足りないかもね。もうちょっと山歩きたいね。」なんて言っていた自体が一転、下りの道が救助のために塞がれてしまったのです。

 

その時、私はどうしていいか分かりませんでした。当然ですが、救助はいつ終わるかなんて分からないし、救助隊の人は道をふさがれた私達にかまっている暇などありません。

 

近くにいたお姉さんと話したのですが、そのお姉さんはずっと文句を言っていました(汗)

 

山では、不測の事態が起こることが多々あります。何かがあった時に、誰かが指示を出してくれることや、誰かが何とかしてくれることはありません。

 

自分で不測の事態にどう対処するのかを考え、行動に移さなくてはならないのです。近くにいたお姉さんのように、文句ばかり言って、誰かが何とかしてくれるのを待っても、状況が良くなることはないのです。

 

その時は、一緒に登っていた旦那さんが、別のルートからの下山を提案し、かなりボロボロになりながらもなんとか下山したのを覚えています。

 

人生も同じ。不平不満を言葉にしながら、誰かがなんとかしてくれるのを待っても、状況は中々よくはならないでしょう。

今、自分にできることを考え、少しずつでも行動に移していくしかないのです。

 

いつでも自分で考えて、行動していく!

 

執着しないことが幸運を引き寄せるコツ

せっかく登山の計画を立てて、有給休暇を取得したとしても、天気が悪くて、見たかった景色が全く見られない時があります。

 

どうしても晴れて欲しくて、天気予報を繰り返し見て一喜一憂してしまうこともありますが、天気は人の力でコントロールできることではありません。

 

長く登山をやっていると、晴れて欲しいと願いながらも、どんな天気になっても受け入れられるような精神状態になってきます(笑)

 

まさしく執着を手放す、といった心境です。「天気が悪いこともある。それが山だから。」と。

 

執着を手放すと、晴れの天気に必要以上に拘ることがなくなり、天気が悪くてもそれはそれで楽しめ、運よく晴れれば、「やったー」と喜びが倍増します。

雷鳥双六岳

天気が悪い時に出てくる雷鳥(撮影:KUMAKO)

人生にも執着してしまうことが多くあると思います。「これがないと幸せになれない。」とか「どうしてもこれが欲しい」とか。

 

でも、そういった執着が人を幸せにすることはなく、執着すればするほど苦しくなってきますよね。

 

執着したからと言って、願いが叶いやすくなることもなく、むしろ叶いにくくなることの方が多いでしょう。執着を手放すことで、欲しかったものがいつの間にか手に入ったりするのです。

 

自分の中にある執着を手放すことで、幸運が舞い込んでくる!

 

山はただそこにあるだけ

登山をしてきて私が山から教えてもらったことをまとめてみました。

北横岳

撮影:KUMAKO

時々、山の天気が悪くなると「日頃の行いが悪いからバチが当たった」とか、アクシデントがあり山頂まで行けなかったら「山に拒絶された」とか言う人がいます。

でも、山は人に罰やご褒美をあげるなんてことはなく、ただそこにあるだけです。山にとっては、ちっぽけな人間のことなんてどうでもいいんです。ただそこで自然の営みを繰り返しているだけ。

だから私の山から教えてもらったことも勝手に私が感じ取ったことで、いつだって山はそこにあるだけ、何か意味づけするのは人間だけなのだと思います。


スポンサーリンク


スポンサーリンク

シェアしてくれたら嬉しいです!

ABOUTこの記事をかいた人

10年間の会社員生活で、うつ病や婦人科系の病気になり、満を持して退職。「好きなことを仕事にして稼ぐ」を模索中。 登山と動物が大好きで、北海道移住を夢見る。30代旦那さんと2人暮らし。