さて、ほそぼそと始めたフリーランスライターの仕事も4年目を迎えました。
前職は国家公務員でしたので、ずいぶんと状況は変わりましたよね。
フリーランスといってもすぐに稼げるようになったわけではなく、みじめな時期も長かったのが私の特徴です(笑)。
世の中には独立してすぐに稼げるようになる人もいるけど、私は本当に1つ1つ階段を登ってきた感じなので、その分色々と伝えられることもあるかなと思います。
というわけで、今日はフリーランスライター4年目になった私が感じるフリーランスのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。
目次
フリーランスのメリットとは?
国家公務員を辞職してフリーランスになって感じるメリットは、
- 時間も行動も全て自由!
- 仕事を選べる
- 煩わしい人間関係がない
です。ひとつひとつ実感を込めて説明していきますね!
時間も行動も全て自由!
打ち合わせはあるけれど、毎日出勤する必要がないので比較的時間や行動の自由がきくことがフリーランスの1番の醍醐味ではないでしょうか?
もちろん、時間や行動の自由がきくということは、自分で管理をしなくてはいけないということなので、人によってはデメリットにつながることでもあります。
ただ、私としては、どう考えても眠い時間の2時前後にジムや買い物に行けたり、合間にオンライン英会話をできたりする今の生活をもう手放せません(笑)。
平日の昼間のジムも、平日の昼間のオンライン英会話も空いているので、とても快適です。
もちろん、病院やショッピングも平日の昼間に「ルルル~」っと済ませられて、1度この快適さを知ってしまうとあの頃には戻れません。
昨日も通っている不妊治療の先生に、「え?KUMAKOさんって祝日より平日に予約入れたい人なの?めっちゃいい人じゃん!!」って言われたばかりですし(笑)。
また、体調が悪い時も、「今日はオフにして明日頑張ろう」ということができて、実際にやってみるとすごく効率的と感じます。
体調が悪い時にはしっかり休んで、モチベーションが高い時に集中して仕事を終わらせる。
人って、毎日気分も体調も、特に女性なんて生理周期でやる気も変わるので、実はそう言った自分の心や体の声に従って働いた方が効率的なんじゃないかと思うんですよね。
フリーランスだと、そういう働き方ができて、私としては仕事の生産性が上がったと感じています。
あ、あと満員電車での通勤がないのも、私には大きかったです。
仕事を選べる
色々な意味が込められていて、結構深い話しなのですが、フリーランスは仕事を自分で選べます。
自分のスキルアップにつながる仕事だったり、実績につながる仕事、もしくは、やっていて楽しい仕事のみに集中することが可能です。
国家公務員の時は、当たり前ですが「やるべき仕事」が用意されていて、それに没頭するしかありませんでした。できても少しの工夫とか効率アップのみです。
また、会社勤めをしていると、定期的に異動させられますが、必ずしも要望が通るわけではなく「こんな仕事やりたくない」と思うような部署に回されることもあります。
一方で、フリーランスであれば、やりたくない仕事が回ってきたら「断る」ということができます。
苦手なことややりたくないことは断って、好きなことや得意なことのみ感謝されながらやれるのがフリーランスのいいところなのです。
ただ、「苦手なことややりたくないこと」の定義を広げすぎると、単なる怠け者になってしまうので、そこの塩梅はうまくやらなければなりません。
また、「新しい経験で怖い」みたいな仕事も「やりたいくないこと」に入れちゃうとチャンスの神様が逃げてしまうので注意です。
人に振り回されない、煩わしい人間関係から解放
国家公務員の時は、「嫌いな人が職場にいて会社行くの憂鬱」ってよく思っていました。
どんなに自己を確立しても、会社に行けば、同僚や上司にまったく気を配らないというわけにはいきませんよね。違う価値観を押し付けられることも多いですし。
私は人の中にいると色々敏感に気にしてしまうHSPタイプなので、余計に辛かったです。
もちろん、フリーランスにも人間関係はあります。ただ、深い付き合いになることはあまりなく、いい意味でビジネスライクな関係で留まることが多い気がします。
私がたまたまいいクライアントさんに当たっているだけかもしれませんが、フリーランスになってから人間関係で悩んだことがほぼないんですよね。
国家公務員時、人間関係のストレスが7割くらいを占めていた私からしたら、フリーランスの人間関係は快適としか言えないです。
会社内の人間関係ってそこそこ濃密になることも多いので、色々な噂話しもよく聞いた気がします。
でも、他人にそこまで興味のない私は、社内恋愛とか、どこどこの部署の誰々だどうとか、アルバイトさんがどうだとかこうだとか、「興味なさすぎワロタ」って感じでしたね(笑)
フリーランスのデメリットとは?
私は、自分の性質的にフリーランスが合っていましたが、もちろんデメリットもあります。デメリットは、
- 人と話す機会が減る
- 社会的信頼が低い
- 戦略性が必要
- 不安定
といったところでしょうか(あれ、デメリットの項目のが多いぞ(笑))。
人と話す機会が減る
メリットのところで「人間関係の煩わしさから解放される」と書きましたが、会社の人間関係が煩わしいと感じるか、そうでないかは人それぞれですよね。
人と深く関わるのが好きな人や、飲み会に命をかけているような人は、会社の人間関係がなくなると辛いかもしれません。
フリーランスでもクライアントさんと打ち合わせの機会があって、何度も打ち合わせをしているとプライベートな話をしたりもします。
ただ、打ち合わせなんて多くて週に1回だし、仕事がなくなれば切れる関係性です(笑)。やっぱり会社の濃密な人間関係とは全然違いますね。
「人と関わるのが好き!」「飲み会大好き!」という人は、フリーランスになるなら人と話す機会を自分で作らないと辛いかもしれません(サロンに入るとか?)。
社会的信頼が低い
住宅ローンが組みにくかったり、家を借りにくかったり、クレジットカードが作りにくかったりと社会的信頼が低いのがフリーランスの大きなデメリットですね。
なので、会社員のうちに住宅ローンを組んで購入し、その後独立しているという人も多いです。
個人事業主ではなく法人設立して、数年安定した利益を上げれば、少しは社会的信頼性が上がるのかしらね?
私としては、「今後、お家をもし買うなら一括で買うしかない」とは思っていますが・・・。めちゃくちゃ稼がないとだけどね(笑)
収入が不安定
言うまでもないですが、収入は不安定です。
私もコロナで緊急事態宣言がでた辺りに、一瞬仕事がなくなって「どうしよう・・・」って思いました。
ただ、ブログやYouTubeにチャレンジしたり、自分のスキルをアップさせる時間に当てたりしていましたね。「休息タイム」みたいな気持ちでいました(笑)。
コツコツ努力してスキルを身につけていれば、一瞬仕事がなくなっても、すぐに別の仕事をもらえることも多いです。
なので、全く収入がなくなるというのはそうそうないとは思うのですが・・・。
まだ経験したことがないですが、仕事が一気になくなったら当ブログでネタにして報告します(笑)。
戦略性が必須
フリーランスは、上司や先輩の道しるべ、会社からの研修の勧めといったものがないので、自分でどう道を作っていくか、常に「次のこと」を考えながら戦略的に仕事をしていく必要があります。
常に、
- 自分はどうなりたいのか
- この仕事から何を得られるのか
- どうやってスキルアップしていくか
- どうやって仕事をもらえるようにしていくか
などをグルグルグルグルと考え続けていかないと、自分が明後日の方向に運ばれてしまうことがあります。これ、割とあります(笑)。
とにかくもらった仕事を全部こなしていたら体壊してフリーランスでいられなくなるとか、新しい仕事への挑戦をためらってたらいつまでもスキルアップできないとか。
私は、フリーランス2年目くらいから継続案件をちょこちょこいただけるようになっていましたが、自分から手放して新しい仕事に挑戦するということを結構してきました。
(もちろん、揉めずに平和解決でね。)
そうやって、自分で判断していかなければ、今頃、ライターの単価20倍にはなっていなかったと思います。
国家公務員時代は、上司や先輩といった道しるべがあったり、研修を受けることを勧められたり、自分で動かなくてもスキルアップできる状況にありました。
それって素晴らしいことだったんだな、と辞めてから気がつきましたね。
まとめ
フリーランスライター4年目になった私が感じるフリーランスのメリットとデメリットについて紹介しました!
細かく言えば、まだまだ色々あります。
例えば、メリットだと「経費が使える」とか「退職がない」とか、デメリットだと「社会保障が乏しい」とか「確定申告自分でやる必要あり」とか。
ただ、書いていて思いましたが、何をメリットデメリットと考えるかは本当に人それぞれだと思いましたね。
この記事の話も、私が自分で経験した上で感じた一意見ということで、参考にしてもらえれば嬉しいです。
それでは、また、次の記事でお会いしましょう~!