突然ですが、自分の短所や苦手なことについて考えたことはありますか?
私は、飽きっぽいところと熟考しないで動いちゃうところが短所と言えなくもないですね。うん、典型的なB型気質です。
でも飽きっぽいって言い換えれば、いろんなことに興味を持てるってことですよね?熟考しないで動いちゃうも言い換えれば、行動力抜群ってことですよね!(笑)
そういう風に考えると、人に短所や苦手なんて存在しないんじゃないかと思えてくるわけですよ。
人が悩んでいる短所って、全部長所や魅力とも取れるんじゃないのかな?って。
目次
長所を伸ばすより短所を克服しようとしてしまう
日本の教育って短所を直そう!という側面が強いですよね。
受験5教科も苦手科目がないように満遍なく良い点を取れた方が偉いし、人並みに出来ないことがあるとバカにされたりする文化だったりします。
以前、フラメンコを習っていて、出来ないステップを一生懸命練習していた時に、先生に言われた言葉が印象に残っています。
「日本人はできないところや苦手なところを克服しようとするよね。スペイン人は得意なところを伸ばそうとするけどね。」って。
目から鱗でした。苦手なステップを適当に誤魔化して(笑)得意なステップやポージングで観客を沸かせるって考え方もあるのか、と。
まさしく文化の違い。無意識に短所や苦手を克服しようとしてしまう国民性を持っているのが日本人なのだと思いました。
短所や苦手について考えてみた
無意識に短所を克服しようと頑張ってしまう私たちですが、短所って本当に短所なんでしょうか?
短所も捉えようによっては長所なんじゃないかと思うんですよね。
ちょっと具体的な例を挙げてみました。
人前で緊張してしまう
あがり症というのは永遠の悩みですよね。私もあがり症だったのでよく分かります。
人前に出るとドキドキして「自分は変なこと言ってないだろうか」とか「不自然に震えていないだろうか」とか不安に思っていました。
でも、これも捉えようによっては長所だと思うようになりました。だって、緊張しているのに一生懸命説明している人のこと見たら、応援したくなりませんか?
逆に人前で緊張もせずにペラッペラしゃべっている人って信用できないと思ったりしませんか?
緊張していても震えていても、伝えたいことがあれば人にはしっかり伝わるし、むしろその一生懸命さに耳を傾けたくなります。
ペラッペラ軽薄そうにしゃべる人の話より、ずっと心に響いてくるときすらあります。
不思議なもので、私はこの考え方が腑に落ちて、「人前で緊張することは全然短所じゃないんだ!」と思うようになってから、人前で話すことが大丈夫になっていきました。
人見知りしてしまう
人見知りしてしまって、中々人とうまく付き合えないのが悩みという人もいますよね。
おめでとうございます。
本当に好きな人とだけ付き合ってください。
人見知りの人って、最初あまり会話が弾まないかもしれませんが、そこがミステリアスだったり、もっとこの人のこと知りたいって思われたりしますよね。
最初からオープンマインドの人は色々な人に好かれるかもしれませんが、それが必ずしもいいこととは限らないです。友達が多い方がいいなんて価値観、もはや死滅していますしね。
何が目的か分からない人も引き寄せてしまうこともあるので、いいことばかりとは言えないです。
人見知りの人は、下手に色々な人から好かれないから、本当に自分を好いてくれる人を見極めることができるし、本当に付き合いたい人にエネルギーを割くこともできます。
人見知りでもいいんですよ。本当に友達になりたいと思える人が現れたら、その時だけちょっと勇気を出せば何の問題もないんです。
優柔不断
自分で決めたい派の人にとっては、優柔不断の人と一緒にいる方が喧嘩しなくて良いですよね。ランチどこに行くとか、旅行どこに行くとか。
私の旦那さんは自他ともに認める優柔不断な人ですが、私が自分勝手に決めたいタイプなので、相性抜群です。(笑)
旦那さんが次々に決める人だったら、喧嘩になってしまって上手くいかなかったでしょう。
「いちご100%」でも色々な女の子にフラフラしている真中君を「優柔不断だ!」と怒る子に対して、東条さんが言っていたじゃないですか、
「でも、優柔不断の優って優しいって字だから・・・」みたいな。
そういうことですよ。
すぐ感情的になっちゃう
へ~面白いですね。感情があるのが人間なので、多少感情的な方が人間らしくていいんじゃないですか?
私は腹に何か抱えてそうな人より、正直に色々言ってくれる人の方が好きですよ。
何なら私も感情的な人間ですが、普通に長所だと思っていますしね。
相手に上手い返しができない
聞き上手ってことですね。
私は、しゃべっている時にグイグイ返してくる人より、黙って聞いていてくれる人のが好きです。
長所も短所も捉え方次第
長所も短所も本当に捉え方次第だと思います。
顔が可愛くないって悩んでいる人が、化粧をすごく研究してそれを公開することでYouTubeの人気者になれたりする時代ですから。
もちろんすべての短所を長所と捉えるのは難しいと感じるかもしれません。
でも、自分は短所だらけだと思わず、「これってもしかして長所かも」と変換しちゃった方がずっと楽しい人生を送れるのではないかと思います。
どうしても苦手なことは誰かを頼りましょう。自分も長所を使って誰かを助けてあげればいいんですよ。
私はいつも、友人が「私のこういうところがダメなの」と悩んでいても、「え!そこがいいところなのに!」と思うことも多いです。
短所どころかその人の魅力だったりもするので、直さなくてもいいんじゃないの?と無責任に思う今日この頃です(笑)
まとめ
私は最近自分の短所を全部長所に変換しちゃったので、とても生きやすいです。
そもそも私はストイックで自分に厳しいタイプだったので、「本当に私ってダメなやつ」「あれもこれもそれも、もっとできるようにならなくちゃ!」と苦手なことばかり意識して、自分を追い詰めすぎていました。
でも、どう頑張っても自分にない資質を伸ばそうとするのはやっぱり苦しくて、体や心のバランスを崩してしまったことも。
自分の短所を長所や魅力となるべく置き換えるようにしたことで、自分を否定することもなくなって、とても生きやすくなりました。
短所も苦手も自分の魅力、自分のいいところと捉えると世界が変わるかもしれません。