こんにちは!自己啓発本を読み過ぎて鬱気味になったことがあるKUMAKOです。
自己啓発本大好きで、何冊も読んでいるのに現実が全く変わらない人っていますよね。はい、まさしく以前の私です。
社会人になってから月に10冊くらいは、あらゆる自己啓発本を読み漁っていました。でも、読んでも読んでも自分の心が満たされることはなく、最終的にはただ数をこなしているような状況になってしまいました。
最近は、悩みも減って自己啓発本を読む頻度も少なくなったし、自分なりの「自己啓発本との付き合い方」を見つけることができたので、振り回されることはなくなりました。
もし、自己啓発本に振り回され、状況が良くなるどころか悪くなっている人がいたら、自分と自己啓発本との付き合い方を見直してほしいと思います。
自己啓発本を読む人とは?
そもそも自己啓発本を定期的に読んでいる人は、真面目で向上心が強い人が多いですよね。だからこそ、著者が主張していることは素直に聞き入れるし、自分にムチを打って頑張ろうとします。
私も、会社員時代は「自分はこのままでいいのだろうか?」というそこはかとない絶望感をいつも持っていたので、救いを求めて自己啓発本をよく読んでいました。
自己啓発本を読んでいる時だけは、モチベーションも上がって、絶望感も薄れるんですよね。
でも、成功している人が言っていることはすべて正しい!という間違った思い込みを持っていたために、「この著者の言う通り、考え方を変えて頑張ればいいんだ」「私がまだまだ至らないからいけないんだ」と自分を責めてムチを打って頑張ったあげく、うつ病になりました(笑)
特にその当時は、「仕事がつまらないと感じるのは自己責任」「会社に感謝しないといけない」など自分に厳しめの書籍を読んでいたので、現実が変わらないのも上手くいかないのも全部自分のせいだって思っていたんですよね。
思い出したら若干つらくなってきたわ・・・
自己啓発本との付き合い方
そんな私が、自己啓発本との付き合い方を見直して、自分を取り戻せたのは本当につい最近のことです。
私なりに、自己啓発本と上手く付き合える方法が分かったので、ここでまとめていきたいと思います。
著者より自分を信じる
自己啓発本を読んでいた時には、著者が神様くらいに思っていたんですよね。神様の言うことはなんでも正しい!著者と違う意見をもっている自分がおかしいって。
いや、著者も普通の人間ですから
実際セミナーとかで会ってみたらがっかりする人も多いかもね。「たいしたことないやん」って。(それはこちらが勝手に神様化していたせいなんだけどね。)
自己啓発本の著者を自分より上に位置付けては絶対ダメで、あくまで自分の下に置く。書籍を読んでいて、「この人なに言ってるの?」って思う部分があれば、取り入れない。
「著者が言っていることよく分からないけど、そんな私がダメなんだ」などと思わず、自分の感覚を信じるようにすることが大切です。
そもそも、自己啓発本ごとにみんな言っていることが違うのだから、一々すべてを取り入れていたら絶対矛盾する部分がでてきて混乱するのは当たり前ですよね。
自分というフィルターをしっかり通して、自分にとって有益な部分だけ取り入れるようにしましょう。
著者のすべてをインストールする必要なし
時々自己啓発本には、「憧れの人の考え方すべてをインストールしろ」「自分の見解をはさまず成功者のすべてを真似せよ」という文言が躍っている時があります。
つまり、「私に憧れるなら、出した本すべて買って読んでね」「セミナーとか起業塾やっているからそっちでも学んでね」って言いかえることができますが、無視しましょう。
書籍でそのようなことを言っているのは、著者がそのようにして成功したと言うだけの話です。著者が、人の言うことを丸々飲み込んでも違和感なく行動できて、その方法が合っていて成功しただけで、自分に合うかは分からないですよね。
その文章を読んだ時に「え?」って疑問を持ったのであればすでに合わないと思いますが、どうしてもセミナーなどに参加したければ、高額な金額を払う前に著者の他の書籍やブログ、取材記事、動画などをすべて見てからでも遅くないと思います。
書籍は図書館でも借りられるし、ツタヤでセミナー動画をレンタルできることもあります。「情報は速く入手したもの勝ちだから、新刊を買うべき」という著者もいますが、新刊で買うべき価値の本かそうでないかを決めるのは読者です。
自分軸を持ち依存しないこと
自己啓発本との付き合い方のポイントは「主体的」に書籍とかかわるということです。
いつでも自分軸を持って、自分が取り入れたら心が楽になる考え方、やってみたら楽しそうだと思える行動だけを自分で選択すればいいのです。
ただ、自己啓発本をたくさん読む人は、真面目で向上心が強い人が多いと言いましたが、さらに「なんらかの悩みを持っている人」でもあると思います。
私のように「将来への漠然とした不安」があるとか、「現実が上手くいかないことに心を痛めている」人が自己啓発本にハマってしまうんですよね。
つまり、
非常に依存しやすい状況にある
ということです。
著者に依存して、高額セミナーや起業塾に入ってしまう気持ちも分からなくはないです。でも、著者に依存したところで、お金や時間を失うだけで未来は何も拓けないでしょう。
セミナーや起業塾を否定しているわけではなく、主体的に参加することは何ら悪いことではありません。自分の人生に上手に取り入れれば、豊かな人生に繋がることもありますよね。
ただ、依存心から、セミナーや起業塾に参加するのは危険だと思うのです。著者が言うことすべてが正しいと思い込み、著者がやりたいことと自分がやりたいことを混同してしまうのは、普通の精神状況ではないですよね。
自己啓発本の著者に依存してしまうと、いつまでも振り回されたままで、自分がどんどん分からなくなっていってしまいます。
いろんな著者の言うことの、分かりやすい部分を自分なりに解釈して、自分の人生をよりよくするために取り入れる道具。自己啓発本の役割はその程度のものなのです。
まとめ
自己啓発本を読みまくって、自分を見失った人間からのアドバイスを書いてみました。自己啓発本は自分の人生をよりよくするためのひとつのツールでしかなく、著者が絶対的な人間ではないということを忘れないでほしいです。
自己啓発本との付き合い方を自分なりに習得した今は、色々な自己啓発本を読むのが以前より楽しいと感じるようになりましたよ。