ちょっといつもと趣向を変えて、思ったことをダラダラ書き綴っていきたいと思います。
最近、ふと「いろいろなことをどんどん忘れていく自分」に怖くなる時があります。
いや、人間忘れていくのは当たり前で、忘れていかないと生きていけないのは分かっているんです。
私なんて特に「忘れること」で助けられている部分が多い人間だと自覚もしています。
父親が怒鳴る人で、ビクビクしながら辛い幼少期を過ごしたので、辛い過去に蓋をしていて小学生くらいの記憶がありません。でも、もし記憶が鮮明にあったとしたら、今生きていけていないでしょう。
辛いことを忘れるために、これから生きていくために「忘れること」というのは大切なことで、人間の本能だと理解しています。
でも、感動したことやときめいたこと、何とも表現しがたい喜びに震えたことなど、いいことすら忘れてしまうんですよね。
昔、ミスチルの曲「tomorrow never knows」の中の歌詞で、
「人は、悲しいくらい忘れていく生き物 愛される喜びも 寂しい過去も」
というのがあったのですが、当時は若かったからか、全然ピンとこなかったんですよね。
20代になってもたまに聞いていたけど、きっと、愛し愛され、惚れた腫れたの真っ只中にいたせいか、「忘れることなんてない」くらいに思っていたのかも。
でも、今。年齢を重ねて、ふと過去を振り返ると多くのことを忘れていることに気がつきます。
毎日毎日色々なことを考えて気がついて、悩んで喜んで生きてきたはずなのに、ほとんど忘れている。
それどころか、大きな出来事すらいつの間にか忘れている。出来事は覚えていたとしても、そこから得たこれまでに感じたことのない感情を鮮明に思い起こすことも、もうできない。
最近、「人ってどうして不倫するんだろう」とかどうでもいいことをボーッと考えていたんですが(笑)、きっと「忘れるから」というのもあるのかなと。
結婚した時には思ったはずなんですよね、男女共に「この人を守りたい」とか「幸せをくれてありがとう」とか「この人なしでは自分はいられない」とか。
きっと心に宿った大きな光が体を包んで、努力しなくても一生この気持ちのままでいられると錯覚したのでしょう。でも、忘れていく。
時が経って、当たり前のように一緒にいるようになると感謝すら忘れ、目の前の欲望に踊らされてしまう。そして、自分の不倫を正当化するために相手の嫌なところを探し始めたりする。
なんてことを考えていました。何を考えているのかしら、私は。いや、我が家は不倫とは無縁ですよ、今のところはね(笑)
こうやって自分の過去のことを「忘れていく」というのは、常に変化し、成長していくためには必要なのでしょう。
過去の自分を脱ぎ捨てて、新しい自分になるために。過去を捨てて新しい世界に行くために。
でも、やっぱり、過去のことをどんどん忘れていくのが怖い、自分がどんどん変わっていくことが怖いという気持ちを最近は強く感じてしまっているのでした。
(おわり)
PS.今後は、もうちょっとキーワードとか意識せずに自分の感情とか思ったことをストレートに書いていきたいな、と思うようになりました。
お役立ち記事なども書いていきますが、もっと自分らしさを出せないかな?もっと自分の言葉で伝えられないかな?と思い始めています。
文章としては、どんどん読みにくくなっていくと思いますが(笑)よろしければ、今後もおつきあいくださいね!